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「PTA活動はもともと任意活動なのに、すべての者が参加するような雰囲気作りがなされている。なかなか働くお母さんたちにとっては、PTA活動は難しい−−」

 

タレントで「一億総活躍国民会議」民間議員も務める菊池桃子(47)が3月25日、首相官邸で行われた同会議で発言したことが、話題になっている。新生活の始まる4月。世の母親たちにとって花粉症よりも憂鬱なのが、PTA問題ではなかろうか。そこで、極力、もめずに委員を回避するワザについて、実際の母親たちの声を集めてみた。

 

【保護者会では、息を殺して気配を消す】

「進行役から死角になる席を選び、あとはジッと下を向いています。下手に発言をすると、やる気があると思われ『じゃあ、あなたやってよ』となることも。時間が過ぎるのをただ待つだけ。5年間は委員に選ばれずにきました」(Aさん・42)

 

【“面倒くさい”と思われる人になる】

「委員決めがあるときは、水商売風のギラギラした、ド派手な服装で参加します。うちの委員は2〜3人で組むことが多いんです。そこで“いっしょに組みたくない人”オーラを発していれば、選ばれることもありません。さらに『PTAはいらないのよ』などという発言も。『こんな面倒なママに頼んだら大変』と思わせればいいんです」(Bさん・37)

 

【PTA活動に積極的な人と仲よくなる】

「保育園のときのママ友は、小学校に上がったらPTA活動を積極的にやるようになりました。クラスの代表委員にまで上り詰めたので、そのママ友に『夫が子育てに協力してくれない』『下の子の面倒が大変』と、自分の窮状を訴えています。それが功を奏したか、『大変だものね』と同情されて、委員に選ばれていません。ただ、そのお母さんの飲み会には毎回、参加することに。PTAのグチを聞くのは大変ですが……」(Cさん・41)

 

【保護者会などに、いっさい参加しない】

「PTA活動とは距離を置いています。保護者会も出ていません。子供はバザーや工作教室など、PTA主催の行事に出たいといっていますが、我慢させます。一度、『くじ引きで安全パトロール委員になった』という電話がきましたが『絶対にできません!』ときつく断ったら、その後、連絡してこなくなりました」(Eさん・45)

 

あの手この手で委員を回避しようとする人は多い。だが、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』(太郎次郎社エディタス)の著者・大塚玲子さんは、こうに語る。

 

「PTAには面倒なイメージがつきまといますが、実際に委員を務めた人にアンケートをとると『思ったよりやってよかった』という人が75%を超えるほど。そんなに恐れることはないんです(笑)。人や地域とのつながりが強くなるので、東日本大震災をきっかけにPTA活動に積極的になった人もいます。損か得かで考えるよりも、ボランティアと同じように『楽しくやろう』と思えば、けっこうメリットになることが多いですよ」