世界が評価した女性日本人社長、ジェンダーの平等実現を推進
(C)2019 FOUNAP

2019年6月6日、国連ニューヨーク本部で行われた「2019国連NY本部SDGs推進会議」に株式会社「ヴィエリス」代表取締役社長の佐伯真唯子氏がスピーチを行った。昨年に引き続き、二度目となる。

 

また株式会社ヴィエリスの「SDGs」の推進活動が評価された佐伯氏は、チャウドリー国連大使からの指名によって「SDGs女性の活躍を推進する委員会~TALSE/インポスター症候群ゼロ運動~」副委員長に任命されたことがわかった。

 

国連が定めた2016年から2030年までの国際目標『SDGs』(持続可能な開発目標)は、持続可能な世界を実現するための17のゴールで構成。現在、世界的にこの目標に向けた取り組みが数多くなされている。日本でも首相を本部長とする「SDGs推進本部」を日本政府が設置したり、各自治体や企業が様々な施策を行ったりと、活発化を見せている。

 

株式会社ヴィエリスでは「SDGs」のNo.5「ジェンダー平等の実現」を推進している。女性が自信をもって活躍できる職場環境を整えるため、キャリアチェンジの推進や女性管理職の比率の向上、「人をほめる文化」の定着やライフステージに合わせた13の雇用形態など様々なユニークな活動を行ってきた。

 

佐伯氏はスピーチの中で「(昨年のスピーチ前後で)1.8%だったSDGsの社内認知度が、一気に43%へと跳ね上がったんです」とその変化を喜ぶとともに、「これまで考えたこともなかった『ジェンダーの平等』について、社員一人ひとりが自分と深く関係する問題として考えるようになった」と告白。「ジェンダーの平等」を今後より広めていきたいと、意気込みを語った。

 

またスピーチでは、自身が副委員長に任命された「SDGs女性の活躍を推進する委員会~TALSE/インポスター症候群ゼロ運動~」についても言及した。「インポスター症候群」は必要以上に自分を過小評価してしまう、他人の評価を過剰に意識してしまう傾向のこと。女性が発症しやく、佐伯氏は「弊社でも1,600名のスタッフにアンケートを実施した結果、約90%のスタッフがインポスターに当てはまる感情を持ったことがあると回答しました」と驚くべき結果を発表した。

 

さらに「インポスター症候群は、日本ではまだ全く知られていない問題です。SDGsそのものよりも、まだまだはるかに知られていない。だからこそ、私たちはこの問題に目を向けたいと思うのです。(中略)インポスター症候群がゼロになる未来のために。大切なのは、お互いを認め合うこと。いい仕事をした時は、言葉に出して讃えること。そして何より、自分が自分をちゃんと褒めてあげる習慣をつくることです」と、インポスター症候群ゼロに向けての自身の考えを示した。

 

佐伯氏はスピーチの最後に「女性たちがポジティブであれば、世界はきっとHAPPYは方向へ進んでいく。自分たちが、今日よりもっとHAPPYになるために、いつも笑顔で、楽しみながら、私たちは努力を続けていきます」と結ぶと、会場は大きな拍手で包まれた。

 

こうした「SDGs」の推進は、世界だけでなく日本でもますます広がりを見せている。今後、企業は「SDGs」についての理解を深め、その推進活動を検討していく必要がありそうだ。

関連カテゴリー: