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9月に行われた大阪府交野市の市長選で初当選を果たした山本景氏(42)。市財政の健全化を掲げるなか実施した施策が波紋をよんでいる。

 

ことの発端は10月25日に山本氏がTwitterで呟いた発言。付箋のついたノートパソコンとプリンターが置かれた山本氏のデスク周りと思われる写真とともに、山本氏は以下のように投稿したのだ。

 

《市長の机で利用するパソコンは、私物の持込です。インターネットは、楽天携帯のデザリングです。プリンターは、私物の持込です。交野市民の皆様の税金は使いません。》(現在このツイートは削除済み)

 

山本氏は就任以降、市長交際費での名刺作成をやめる、市長室の木製両袖机と布張りチェア、木製サイドボードなど4点を官公庁オークションで売却するなど、公約として掲げる「財政健全化の覚悟」を示してきた。しかし、机の売却などこれらの行為について“意味があるのか”と疑問の声が相次いでいた。

 

そんななか“税金を使わないために私物のパソコンを利用している”と豪語した山本氏。SNS上ではその節約法にズレを感じる人が続出する結果となってしまった。

 

《どうも節約の方向性が明後日なんだよなぁ》
《税金無駄遣いしてないよ!凄いでしょ!…方向を誤ってる。》
《別にパソコンやプリンター、机や椅子に税金が使われていても怒る人なんていないし、寧ろちゃんとそういうところにお金を使ってくれ…そんなんで仕事されたら逆に心配…
それらを私物にして捻出された数十万円で市民の生活が良くなる訳でもないし、何をしているのかわからん》
《交野市、そうじゃない。セキュリティどうすんの。机処分とかパソコン&プリンター私物とか、ズレててドン引き。》

 

さらに、私物のパソコンを公務で利用することに対し、情報漏洩を懸念する声も。

 

《情報が漏れたらどうするんだろう。》
《“経費削減”を履き違えてる典型例ですね。 パソコン1台の税金よりも情報流出による損失の方が遥かに大きいのを全く分かってない。》
《ええ?私物のPCで市の仕事してええんか? 一般的な企業なら自分のUSBメモリーすら接続できないのに・・・》
《交野市の情報セキュリティが心配で仕方ない…。市民、震えてると思うんだが…。》

 

これらの不安の声に対し、山本氏は自身のツイッター上で28日、以下のように説明している。

 

《・交野市役所では私物のパソコンやスマホの持込は可能で、議員時代の資料の閲覧や整理に使用 ・私物のパソコンやスマホは交野市役所の総合行政ネットワーク(LGWAN)・インターネット・プリンターには接続できない ・市長の業務はほぼ紙、口頭、電話、で実施》
《・市長就任1ヶ月とはいえ、市長の業務がほぼ紙、口頭、電話、で実施されていることには違和感を覚えており、今後、改善が必要(市役所の決裁が紙のため、かなりハードルが高い)》
《・なお、私物のパソコンに貼っていた付箋にパスワードを記載してません。》

出典元:

WEB女性自身

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