(写真左:吉川赳議員・写真:時事通信/写真右:今井絵理子議員) 画像を見る

「国民から疑念を持たれている事態を招いていることは大変遺憾であり、心からおわびを申し上げる」

 

12月25日に開かれた経団連の審議会で、派閥のパーティー券をめぐる問題について、こう謝罪したのは岸田文雄首相(66)。特に自民党安倍派の裏金疑惑については、5年間で5億円とも報じられており、「5人衆」全員が政府と党要職から一掃されることとなった。しかし、あくまで要職の辞任にとどまり、議員としては今後も活動を続けるという。

 

このほかにも、多くの議員が不祥事を起こしては議員の座にとどまり、この冬も328万円のボーナスを受け取っている。国民の信頼を裏切りながら、税金から捻出される給料を受け取る実情に、我慢がならないという声も多い。

 

そこで、これまで不祥事を起こしながらも議員を続けている主だった政治家について、「辞職して欲しい」のは誰なのかを調査した。対象は20代以上の500人で、クロス・マーケティングのQiQUMOを利用した。

 

3位に選ばれたのは、‘22年6月に「NEWSポストセブン」によって“パパ活疑惑”が報じられた吉川赳衆院議員(41)。報道によると、18歳の女子大学生に酒を飲ませ、その後ホテルに誘い4万円を渡したという。

 

報道の直後、吉川議員は自民党を離党。吉川議員が所属していた岸田派を率いる岸田首相は説明責任を果たすべきだと指摘したほか、小選挙区で落選し比例で復活当選したことから、世耕弘成参院幹事長(当時)は「議員辞職も求めたい」と語り、議席を返すよう求めていた。しかしその後、吉川議員はブログで、18歳の大学生というのは設定だと思っていたと弁明。4万円はクラブの仕事を休んだことの給与補填だとした。

 

今も議員を続けている吉川議員だが、今年4月には静岡新聞によって《本会議と所属する総務委員会の場に姿のない時間帯が多く、議員にとって特に重要な役割といえる議案の採決に参加しないケースも目立つ》と報じられている。同社の取材に対し、吉川議員は持病の狭心症が理由だと回答していた。

 

アンケートでは弁明しきれなかった“パパ活”の疑惑と、その後の対応に不満を寄せる声が相次いだ。

 

《議員と言うより人として最低だから》
《説明を何もしていない。議員活動を何もしていない。自民党で復活当選をしたのにその自民党を離脱して、無所属なのにまだ議員でいる》
《パパ活は印象悪い!税金でパパ活しちゃいけない!》

 

2位に選ばれたのは、今井絵理子参院議員(40)。

 

今年7月に参加した自民党女性局のフランス研修について、松川るい参院議員(52)らが7月下旬にSNSに投稿した写真が“まるで修学旅行”だと批判され炎上。さらに3泊5日の視察の中で、純粋な研修に充てられていたのがわずか6時間だったことが「Smart FLASH」により報じられさらに非難が殺到した。

 

今井氏は、当時自身のXで《「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません」》と主張。《また追って活動報告します!!》としたが、自民党女性局は本誌の取材に対し《組織内の研修会ということ、および内部資料という観点から公表する予定はありません》と回答していた。

 

さらに、’17年7月に「週刊新潮」によって報じられた橋本健元神戸市議(43)との “手つなぎ不倫疑惑”も尾を引いているよう。特別支援学校で使われる教科書の改訂や、医療的ケア児への支援を拡充させる法律など、障がい者支援に関する実績はあるものの、広くは認知されていない。そのため、話題になるのは悪い話ばかり、といったイメージが強いようだ。

 

《障害に対する動きは応援していたが、議員である自覚が足りない行動が目につくから。税金を何だと思っているのか問いたい》
《不倫、フランス旅行など、政治に関係ない事で話題にばかりなるから》
《自分自身の政治信念もなく、疑惑説明もうやむやにしている》

 

第1位に選ばれてしまったのは、“逆ギレ”と国会での“爆睡”が注目されている谷川弥一衆院議員(82)。

 

谷川議員をめぐっては、自民党安倍派の政治資金パーティー問題をめぐり、4000万円超のキックバックを受け取っていた疑いが浮上。しかし、12月10日の長崎市内での囲み取材で、記者に「頭悪いね。わからない?」と“逆ギレ”。また、「ここに来てるんだからさ。それは評価してほしいな。逃げまくっているわけでも何でもない」とまさかの“自画自賛”まで飛び出し、大炎上となった。

 

また、12月12日の衆院本会議では腕を組んで爆睡する姿が目撃され”このタイミングでよく眠れるものだ”とさらに炎上。国会で質問時間を持て余し般若心経を唱えた過去にも火がつき、一気に”辞職してほしい”議員の首位にランクインする事態に。裏金以上に、逆ギレする反省なき姿勢に、愛想をつかした国民が多いようだ。

 

《逆切れで全く反省していない謙虚さが全くない》
《悪いことした上に記者に逆ギレするような人はすぐにでも辞職するべきだと思う!》
《インタビューされた時の態度が酷すぎる。会見の場所に来たんだからそれを評価しろという自分の価値観を押し付ける失態ぶり。昭和の政治家もこんな感じの政治家が多かった気がするが令和になってもまだこんな政治家がいるんだと憤った。確かこの議員は当選回数の割には大臣にもなっていないはず。当然だろうと頷ける》

 

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出典元:

WEB女性自身

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