《カメラに中指を立て…》栃木・強盗殺人 指示役容疑者妻の逮捕後に拡散された“フェイク画像“が物議…識者が指摘する「偽情報拡散の背景と注意点」
画像を見る 竹前美結容疑者(写真:時事通信)

 

■“報酬狙いのアカウントが作成・拡散”した可能性も…識者が指摘する注意点

 

最近では事件などが発生した際に、偽情報がSNSで拡散されることも問題視されている。今年3月に京都府南丹市で男児が行方不明になった際も、男児と家族に関する不正確な情報がSNSで拡散したことも記憶に新しいだろう。

 

今回は容疑者の“フェイク画像”だったが、偽情報に騙されないためにはどのような心構えが大切だろうか?

 

「拡散されている画像は、私のタイムラインにも流れてきました。容疑者が女性である場合、時事ネタが投稿されやすいXでは特に拡散されやすいように思います。あくまでも推測ではありますが、報酬狙いのアカウントが作成し、拡散したのではないかと思いました」

 

こう語るのは、ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザーの鈴木朋子さん。こうした“フェイク画像”が出回る背景などについて、解説してもらった(以下、カッコ内は鈴木さん)。

 

今回拡散した“フェイク画像”は、指示役の容疑者夫婦が逮捕された直後だった。短期間で次々と容疑者が逮捕され、情報が錯綜しやすいタイミングともいえるが、偽情報はどのような背景で拡散されているのだろうか。

 

「事件の一報が出ると、まず初めにSNSで情報を探す人が少なくありません。人目を引く内容であれば、より拡散スピードが上がります。そこで、不正確な情報や極端な意見、今回のようなAI画像なども出回りやすくなります。

 

報酬狙いのアカウントにとって、情報が正確かどうかよりも、どれだけ閲覧数を稼げるかが重要。そのため、一刻も早く何らかの情報を投稿しているといいます。さらにその投稿を、他の報酬狙いのアカウントが拡散する流れができてしまっているように思います。

 

事業者はAIや人的チェックによって偽情報かどうかを判断し、偽情報の場合は表示回数を抑える、または投稿を削除する必要があるでしょう。偽情報を目にした人々は、反射的に拡散することは止めて、大手メディアなどの情報発信を待つことが大切です」

 

では“フェイク画像”だと見抜くには、どのような注意が必要だろうか?鈴木さんはこう、指摘する。

 

「チェックポイントとしては、ウォーターマークが入っている、日本語(漢字)がおかしい、などがありますが、生成AIで作成されたかどうかを見抜くことはもはや困難になりつつあります。

 

今回の件では、警察官が同乗していないなど、移送中の容疑者があのような状況で撮影されることは、日本においてあり得ないという点で偽画像だと判断できます。

 

いっぽう大手メディアでは、独自に撮影した写真を記事に使用することがほとんどです。そのため、似たような写真がいくつか出ている場合は、それらと見比べることによって、実際に取材で撮影された写真だと判断することができるでしょう」

 

SNSで拡散されている情報は目を引きやすいが、安易に信じる前に他の情報も確認する必要があるだろう。

 

画像ページ >【写真あり】容疑者夫婦の逮捕後にSNSで拡散した“フェイク画像”(他5枚)

出典元:

WEB女性自身

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