北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで、総合格闘技イベント「戦極(せんごく)」と契約した総合格闘家の石井慧(22)が5日、都内で会見し、留年していた国士舘大を9月に卒業したと発表した。「9月15日に卒業式があるとは知らず、家に帰ったら卒業証書が届いていた」と驚きながらも喜ぶ石井。国士舘大教授で、柔道で指導を受けた斉藤仁氏に「卒業は斉藤先生のおかげ。格闘技も斉藤先生の練習に比べたら我慢できる。追い込んでくれてありがたい」と感謝した。今後は個人事務所アイダッシュ所属として、12月31日に有明コロシアムで開催される『SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(略称SRC=『戦極』から名称変更)』に参戦する。初の対戦相手はバルセロナ五輪柔道78キロ級金メダリスト・吉田秀彦(40)。石井は、世間も注目する吉田との“新旧金メダリスト対決”に向け、既に特訓を積んでいる。(撮影:小山伸正)