26日、都内で、映画『紙風船』の公開初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には、仲村トオル(45)、緒川たまき(39)が出席した。同作は、短編戯曲を原作とした4話からなるオムニバス映画で、仲村と緒川が出演する『紙風船』は、退屈な日曜日を持て余した夫婦が『ごっこ遊び』で鎌倉へ小旅行に出かけるが、夫のある行動によって現実に戻ってくるという物語。司会者に初共演の二人と紹介された仲村は「緒川さんはそう思っているらしいけど、『娘の結婚』という作品で共演していて…。どうしてこんなでかい作品を忘れられるんだろう」と笑いしながら、明らかにした。緒川は作品には同時に出演したことを思い出したが、「一緒の絵(対面しての演技)は初めてです。ちゃんと挨拶したのも」と弁解し、「昨年初夏に夫婦役で撮影したんですが、年末には舞台でも兄妹役で共演。今ではすっかり身内の気分で、隣にいると落ち着きます」と笑って話した。企画プロデュースや撮影、配給など、すべての製作工程を学生たちが手掛けた本作。プロの現場との違いについて聞かれた仲村は「現場で何か足りないと感じたことは全くないです」と学生たちを褒め称えた。(撮影:横山孝行)

関連カテゴリー: