26日、都内で、映画『マイ・バック・ページ』の初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には、俳優の妻夫木聡(30)、松山ケンイチ(26)、中村蒼(20)、女優の忽那汐里(18)らが登場した。本作は、学生運動が盛んだった1960年代後半から70年代前半を舞台に、若きジャーナリストと左翼学生の挫折や葛藤を描いた内容となっている。妻夫木は「この作品はじっくりとみんなで作り上げていった作品。1人でも多くの方にこの思いが伝わるよう、みなさんが口コミで広げてくれたら嬉しい」と挨拶した。松山は「今朝、犬の散歩をしているときに雨が降っていたので、あきらめて来ない人もいるんじゃないかと思っていたのに、たくさんの方が来てくれて嬉しく思います」と感謝の気持ちを伝えた。同作よ同様に葛藤と挫折に関して問われた妻夫木は「芸能界にあこがれはあったが、ものすごく役者をやりたいと思っていたわけじゃなくて。だから、この世界をナメていた部分もあった。いざ(演技を)やってみると、何もできなくて悔しい思いをした」と振りかえりながら語った。松山も「16歳で上京したが、20歳くらいまではバイトの日々で、悩みや葛藤があった」と苦労した事を明らかにした。(撮影:加治屋誠)

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