7月2日、都内で、演出家・宮本亜門(54)が手掛けるミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』の主演ドロシー役を決める最終オーディションが行われ、AKB48の増田有華(20)が選ばれた。
全国の48グループから186人が参加し、4月に1次オーディションがスタート。この日の最終審査には増田のほか、梅田彩佳(23)、仲谷明香(20)、中村麻里子(18)、SKE48の斉藤真木子(18)、NMB48の山本彩(18)の6人が残った。審査は、ダンス、演技、歌唱の3部門で行われ、増田は、歌唱審査で劇中歌『HOME』を泣きながら熱唱。宮本の心を掴んだ。宮本は「歌を聴いて号泣した。愛に満ちて、壮大な世界が見えた」と歌声の力強さが決め手になったことを明かした。
増田は涙を見せながら「演じたり踊ったりすることが大好きで、舞台を通してたくさんの人に幸せや生きがいを届けることが夢でした。役のために、髪を染めたり、ドロシーについて勉強したり、ここまで根本的に自分が変わろうとしたのは初めて。オーディションでも自分のことを120%出し切ることだけを考えていました。合格の余韻にひたることなく、気持ちを切り替えてドロシーに挑みたい」と意気込みを語った。(撮影:柴田悟)