「子供のころに、いつも『友達の輪!』のポーズをマネしていた人気番組に出られると決まったときは、ものすごく嬉しかったですね」

 お笑いコンビ・グレートチキンパワーズとして、若い女性を中心に大人気だった北原雅樹(37)。『笑っていいとも!』に97年から1年間出演していたが、密度の濃い時間だったという。

「印象的だったのは、CMに入るとほとんどの出演者はホッとしてしまうんですが、タモリさんはじめ、ほかの出演者の方はその間もお客さんを楽しませていました。そういう姿勢を近くでみることができたのは、とても勉強になりましたね」

 約10年前にグレチキを解散し、相方の渡辺啓(37)は芸能界を引退し、脚本家に転身。北原は04年にタレントの杉本真紀(41)と結婚し、現在では7歳と4歳の息子を持つパパだ。地域の子供会の会長を務めるという、イクメンの一面も。一家は、5年前から北原の実家のある兵庫県加古川市で暮らしている。

「今は、加古川を中心としたケーブルテレビとコミュニティFMに出演中で、情報番組の司会やレポーターの仕事などもしています。それでもメインは俳優業で、映画に昨年は2本(『太秦ヤコペッティ』『朝日のあたる家』)、今年も1本出演させてもらうことになっています。加古川の隣、姫路の出身である大河ドラマの主人公・黒田官兵衛に負けないよう、僕も頑張りたいです!」

子供たちには『いいとも』に出ていたことのスゴさが伝わらないのがちょっともどかしいという北原。愛息たちの印象に残るような活動を目指し、奮闘の日々は続いていく。

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