今夏、ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系)で好演している斎藤工(33)。あらためて評価を上げている彼に話をきいた。
劇中演じている“北野裕一郎”という役の人物像をどう見ている?
「演出の西谷弘さんにお会いしたとき、蜷川実花さんが撮影してくれた僕の写真集を持ってこられて『あれは意識的に艶みたいなものを表現したのか』と聞かれたんです。『そういうショットもあります』と答えたら『今回はそれを全部抑えてくれ』と言われて。だから、じつはかなりもっさりした役なんですよ。猫背だったり、俊敏じゃなかったり。自分自身にもそういう部分があって、西谷さんは、逆にそのさえないところを生かす人間に描いてくれてますね」
今後、劇中で艶っぽいシーンも見られる?
「そうですね。この間、やっと裸で求め合うシーンがありました。それまでは吉瀬(美智子)さん・北村(一輝)さんのチームがそういう担当だったので、服を脱ぐ機会もなかったんですけど。最近は、現場でバスローブだけを衣装として渡されることがあって『ようやく僕もそっちチームになってきたな』と(笑)」
斎藤工という人物は「顔が性器」?
「マツコ・デラックスさんに言われました。これから自覚するようにします(笑)。となると、『女性自身』さんは今から男性自身を撮影するんですよ。で、男性自身を記事にするんですよ。袋とじにしてください(笑)」
性器という表現をどう思った?
「『最高の表現をいただいたな』と思いました。ただ、あまりにもインパクトの強いキャッチフレーズだから、おいしいパスをマツコさんにもらったけど、これを言いすぎて見ている人がそうとしか見えなくなると、作品をフラットに見れなくなるじゃないですか。だから、あまり押しすぎずに、ここぞというときに使おうと思っています。切り札が増えたという感じで、ありがたいですね」