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「『新婚さんいらっしゃい!』が始まって来年1月で丸45年、46年目に入ります。そして今年、同じ司会者によるトーク番組としては“世界一長寿”ということでギネスブックに登録していただきました」

 

そう語るのは公開バラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』の司会を務める桂文枝(72)。番組がスタートしたのは1971年の1月。これまでの番組放送45年を振り返ってくれた。

 

「45年間司会をしてきてつくづく思うのは、“新婚さん”というのは、まさに時代を映す鏡なんですね。番組が始まった70年代は、積極的なのは男性でした。また、婚前交渉もあまりなかったように思います。いまはもう、婚前交渉は珍しくなくて。男女の“力関係”も、昔は男性が積極的でしたが、ここ5年くらいは女性のほうがホテルとかへ誘うのがあたりまえになってきています」

 

これまで45年で番組に出演した“新婚さん”は4千組を超えるという。印象に残っているカップルについて聞いてみた。

 

「忘れることができないのが、奥さんが若くしてガンになり、余命宣告をされたご夫婦です。彼女には、おなかに赤ちゃんがいて『子供のために、子供が大きくなってから「私のお母さんはこういう人だったのか……」とわかってもらえるように、と思って出演させていただきました』と。その後、奥さんは無事出産されて、そして、お亡くなりになった。このことは番組を通じて視聴者の方にもお伝えしましたが、亡くなったと聞いたときは涙が止まりませんでした……」

 

最近では、過去なかったケースの“新婚さん”の出演もあった。

 

「今年はフランスでも『新婚さん』を収録しましたが、ご主人はフランス人の男性で、奥さんは日本人の男性でした。日本では、奥さんが性転換した元男性で、ご主人が男装した女性というカップルに出ていただいたことがありました。この方たちは男性と女性ですから、きちんと入籍していましたけれど、いずれ日本でも同性婚が認められて『新婚さん』に登場するんじゃないですかね」

 

ギネス記録となった『新婚さんいらっしゃい!』。今後について、司会者としての思いをこう語る。

 

「『新婚さん』のこれからですが、夫婦のあり方は社会の鏡で、社会は、夫婦イコール家庭の上に成り立っているわけですから。僕がいなくなっても番組は永遠に続くと思うし、ぜひ続いてほしいですね」