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「LINEには、『34歳、ついに売れました。何とか結婚できてよかったです!』と書かれていました」と語るのは、京都「山本喜洋ダンススクール」を主宰する山本英美さんだ。

 

1月5日に結婚会見を開いたキンタロー。(34)。お相手は、テレビ制作会社勤務の一般男性Aさん(37)。出会いは’13年夏のモノマネ番組で、14年9月の番組収録で再会して恋に落ち、10月から交際開始。そして1年2カ月後の15年12月14日に入籍したという。

 

そんなキンタロー。のダンスの恩師であり、プライベートでも親交10年以上になる山本さん。“親代わり”とも言える存在の彼女は、これまで何度も相談を受けていたという。Aさんと初めて出会ったとき、キンタロー。はお笑いタレントの河口こうへい(35)と交際中だった。だが、河口とは’14年3月に破局している。山本さんがこう振り返る。

 

「彼女から『懲りずにまた頑張ります』という前向きなLINEが送られてきました。でも寂しさをまぎらわそうと思ったのか、この後で猫を飼い始めたんですよ。あの子は、結婚願望はあるんです。ああ見えて恋愛になると真剣で、よく悩んだりもしていました」

 

そんななか、’15年5月に再び一通のLINEが山本さんのもとに届いた。

 

「LINEは、彼女のお父さんが亡くなったという報告から始まっていました。そして、支えてくれる彼氏ができたことも。このときすでに『結婚を切り出されている』と書いていたのを覚えています」

 

キンタロー。の母親は’07年に死去。そして父もまた亡くなっていたのだ。そんな悲しみの日々を癒したAさんからの“最初のプロポーズ”。このときすでに交際から半年が経っていたが、彼女の反応は意外なものだった。

 

「彼女は『彼に対して納得できない部分があるんです。やっぱり男運がないのかな』と悩んでいました。結婚となると生半可な気持ちではできないし、失敗続きで男性不信になっているところもあったのだと思います。でも、私が『彼のこと嫌いなの?』と聞くと『好きです』と答えるんです。背中を押してほしかったんでしょうね」

 

だから「世の中に完璧な男なんていないよ。それでもあなたが好きと思えるならば、その気持ちに素直になったほうがいいんじゃないかな」とアドバイスしたという山本さん。その8カ月後に届いたのが、冒頭の結婚報告だったのだ。そこにはこんな続きもあった。

 

《両親も、天国で喜んでいると思います――》

 

「結婚と聞いて私も思い浮かんだのが、ご両親の顔。お母さんは明るくてまわりを笑わせてくれるような人でした。女は結婚したら、自分の育ったような家庭を築きたいと思うもの。あの子ならきっと、お母さんのような笑顔の絶えない家庭を作ってくれると思います」

 

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