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「脚本を担当するマギーさんから言われたのは、『えっ!?斎藤工、大丈夫?』って思われるようにやってほしい、と。それは救いでしたね。僕自身、イメージにとらわれたら終わりだと常に思っていて、僕のことを知らない人に向けてモノを作っていきたい。そういう意味では、今とても楽しいですよ」

 

そう語るのは、ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日本テレビ系・日曜22時半〜)で主人公・火村英生役を務める斎藤工(34)。物語はいよいよ後半に突入。「人を殺したいと思ったことがある」と公言する火村の素顔は、この先どう描かれていくのか。

 

「過激派集団の存在や、山本美月さんが演じる学生と火村の関係など、序盤から種をまいてきていて、それが芽を出し始めるのはこれからです。一気にディープゾーンに入り、作品のターニングポイントになります」

 

斎藤は、今回の現場に言いようのない居心地のよさを感じているという。

 

「それは、やはり、バディを組む有栖川有栖役の窪田正孝くんの存在が大きいですよ。彼がいるおかげで、理屈じゃないエネルギーが現場にある。『ちょっとやりすぎだから、減速してくれ』と言われる撮影って、なかなかありませんからね。彼を見ていて、自分で加減をしないってことが、いかに役者の必須条件かということを実感します。僕たちが起爆剤になって、攻めて、攻めまくれば、ほかの共演者にもそれが連鎖していくと思うし、日曜の夜に、ひとつ“劇物感”を投じたい。今、それができる環境だと思っています」