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6月8日の昼1時過ぎ。梅雨入りの間隙を縫うように広がった晴天の下、東京港区内の高級レストランに1台の車が横付けされた。車から降りて来たのは、つんく♂(47)と妻・加奈子さん(35)。つんく♂は首にスカーフを巻いて、黒のTシャツにベストという装い。夫人も黒の半袖シャツで、オシャレにきめている。

 

06年に結婚して以降、8歳になる双子と5歳の女の子にも恵まれた夫妻。だが、そこには3人の子供たちの姿はなかった。というのも、この日は夫妻の10回目の結婚記念日だった。そして、それは2人にとってある特別な意味を持っていた――。

 

つんく♂といえば、喉頭がんのため14年10月に声帯を全摘出。歌手の“命”ともいえる声を失った。そんな夫のことを1年8カ月に渡って支え続けてきたのは、ほかでもない加奈子夫人だった。

 

「もともと料理上手だった加奈子さんですが、夫ががんになってからは“健康にいいレシピ”を考えることで必死にサポートしてきました。そして加奈子さんの期待に応えるべく、つんく♂さんも食生活を改善するようになりました。本来、彼は肉料理などのガッツリしたものが好きでした。でも極力外食をやめて、加奈子さんが作る健康食を中心とした体調管理を心がけるようになったのです」(スポーツ紙記者)

 

そんな“夫婦共闘”の結果迎えた節目の結婚記念日だけに、感慨もひとしおだっただろう。この日、案内されたのは通り沿いにある開放的なテラス席だった。2人がシャンパンで乾杯すると、ステーキがテーブルに並ぶ。一口食べると、つんく♂の顔から自然と笑みがこぼれた。

 

すると、つんく♂が加奈子夫人の耳元に近づいて何かを囁いている!声帯摘出後は筆談やLINEなどでコミュニケーションを取っていた彼だが、夫婦で会話ができるようになっていたのだ。

 

「つんく♂さんは、声帯の代わりに食道の一部を振動させて会話をする“食道発声法”というトレーニングを重ねてきました。慣れない発声法を習得するまでにはかなりの練習が必要だったのですが、彼は一度も弱音をはくこともなく必死に発声を続けてきたと聞いています。その努力の甲斐もあって、いまでは夫婦間の会話は筆談なしでも成立するほどになったそうです。一度は失った“声”が戻ってきたことを、つんく♂さんは喜んでいました」(音楽関係者)

 

その後も、ワインを飲みながら談笑を続けていたつんく♂と加奈子夫人。その手にはお揃いの結婚指輪がキラリと光っている。そして最後のデザートまで約2時間の“記念日デート”を楽しむと、事務所の車に乗り込み、子供たちが待つ自宅へと戻っていった。テラス席でつんく♂が直接届けた“愛の囁き”。それは、これまで支え続けてくれた妻への感謝の言葉だったに違いない――。

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