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ノリノリ紀香は何をやっても荒れるのか…。

3月30日に歌舞伎俳優片岡愛之助(44)と結婚した女優の藤原紀香(44)が6日、地元である兵庫県警西宮警察署の一日署長を務めました。結婚会見直後とあって、史上最多の5000人を動員したこのイベント。最中にはやはり「結婚おめでとう」の声援が多数よせられ、紀香さんもかなりノリノリで嬉しかったようです。

しかしこのイベント報道をうけて、ネットでは「梨園の妻が何やっているんだ?」「はしゃぎすぎ!」と、かなりのバッシング。もはや仕事を真面目にこなしても叩かれてしまうとは……。なんだか可哀想でなりませんが、この炎上、見ていくとある特徴があるように思います。

■「らしく」いないだけで罪なのか?
今回のバッシングの原因は、9日初日の「こんぴら歌舞伎大芝居」についての彼女の発言でした。9日の初日は、夫である愛之助氏が出演するため、かねてから紀香さんの“梨園の妻デビュー”が噂されていました。しかし「こんぴら歌舞伎大芝居」が「四代目中村鴈治郎襲名披露」興行であるということで、愛之助氏の養父、片岡秀太郎氏が1日にブログで「騒がれては主役に配慮が欠ける」というアドバイスをしたことが明らかになりました。

一般人からするとさじ加減のよく分からない問題ですが、9日の妻デビューについて質問された際、紀香さんは「多分、行かないと思います」とコメント。この言い方がよくなかったようです。「『行かない』って言い切れないのはなんで?」「相変わらずでしゃばり」「梨園の妻らしくしてろ」と批判されているのです。

大物カップルの結婚ですから、色々大人の事情もあるでしょう。しかし、そんなのお構いなしに盛り上がる“でしゃばり批判”。どうやら見ていくと、多数の男性が批判しているようなのです。その証拠に、女性利用者が多くを占めるネットの掲示板サイトでは、このニュースは話題にすら上がっていません。つまり彼女の行い全てに嫌悪しているのは、男性であることがわかってきます。しかしなぜ、今の彼女に対して男性は批判し、嫌悪感を抱くのでしょうか。

■異質な物を受け入れられないのは男性だから
もちろん“でしゃばりな女”は、男女関係なく嫌いな人は多いでしょう。しかし今回の紀香さんの「行かないと思う」発言に対する批判は、完全に揚げ足取りのレベル。そうまでして彼女を批判する男性心理には、「異質な物への拒否反応」があるように感じます。

どういうことかというと、批判の中には「梨園の妻らしくない」というコメントも多くあります。もちろんその意見は筆者も感じますが、梨園の妻らしくない女性が梨園からひとまず受け入れられたのは事実なのです。そこを今さら批判しても仕方ない。彼女は今後、彼女なりに、梨園の妻業に取り組むことでしょう。それなのに「らしくない」を指摘し続けるのは、ニュータイプの梨園の妻である紀香さんに対する拒否反応ではないでしょうか。

そもそも男性というのは、女性よりも変化やストレスに脳の構造上弱いといわれています。つまり女性よりも総じて保守的になりがちなのです。今回の紀香さんを批判する流れも、彼女のようなタイプが梨園という保守的な世界におらず、さらにその世界に全く染まらない態度について、嫌悪感やストレスを抱いているのかもしれません。

ちなみに世の女性たちは紀香さんの結婚に対して、好感度は別として「面白い」という印象を持つ人が多いようです。男性が抱く「らしくない」と、女性が抱く「面白い」の印象の差。彼女の報道への反応は、男女の本質を表す面白いニュースになっているようです。

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