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「まだ、前の社長(※現在の社長である森昌行氏のこと)が残っているので、その後ですね。半ば強制というか、いちばん暇なヤツがやれってことなんですけどね」

 

5月29日に『オフィス北野』次期社長就任を宣言したのは、つまみ枝豆(59)。師匠であるビートたけし(71)は強力プッシュしているというが、この宣言を苦々しく思っている人物もいるという。

 

「寺島進さん(54)です。寺島さんは『つまみ枝豆が社長になるのなら、事務所を移籍する』と周囲に語っているのです」(オフィス北野関係者)

 

3月31日の、たけしの独立から始まったオフィス北野の経営を巡る騒動は、いまだに続いている。騒動勃発直後、去就が注目された看板俳優の寺島だが、交流のある宮根誠司には次のような言葉で残留を表明したという。

 

「たけしさんとの関係は変わらないけれど、森さんにも恩義がある」

 

前出のオフィス北野関係者は続ける。

 

「30人ほどの社員が退社しましたが、寺島さんのマネージャーを長年続けていたAさんはいまも事務所に残っています。寺島さんのAさんに対する信頼は厚く、以前は『Aが残るなら俺も残る』と言っていたのです。しかしたけし軍団メンバーの森社長への度重なる批判的な言動に、寺島さんは不快感を募らせていたようです」

 

つまみ枝豆の新社長就任と、寺島の移籍について、森社長に聞くとーー。

 

「“新社長”の話で世間は盛り上がっているようですが、あれはあくまでもたけしさんと軍団メンバーが “将来の構想”を語ったものにすぎす、決定したことではありません」

 

ーー移籍については、寺島進さんと話し合われたのでしょうか?

 

「私は寺島さんと定期的に電話などで話していますが、彼から“移籍したい”という言葉を聞いたことはありません。ただ彼には本当に申し訳ないと思っています。(4月以降)社員が大量に退職したためマネージャーが仕事現場についていけず、彼が1人で現場に向かうケースなども増えているからです」

 

前出のオフィス北野関係者によれば、寺島のマネージャー・A氏はほかのタレントの担当も増え、不慣れなお笑いライブの現場なども取り仕切らねばならなくなっているという。森社長が続ける。

 

「いまは寺島さんも不平不満を口にすることなく『自分は、やるべき仕事を淡々とこなすだけ』と言ってくれています。ただ今後、彼が俳優としての仕事をまっとうできないような状態になってしまった場合は……。そういった(移籍という)決断をしたとしても、私も驚きません」

 

つまみ枝豆の新社長就任決定が、寺島進と北野映画との決別の瞬間になるのだろうか。

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