「一茂さんが出演すると平均視聴率が2%上がると言われ、各局の企画会議で名前が挙がる頻度は格段に増えています」(放送作家)

 

今、最も“数字を持っている男”と言われるのが長嶋一茂(52)だ。7月25日に放送された『ザワつく!一茂良純ちさ子の会』(テレビ朝日系)は視聴率15%を記録。

 

「一茂さんはその直前に放送された番組にも出演して12.3%でした。2桁台を出すのが難しくなったテレビ業界で彼は貴重な存在。もともとは今年2月、平均視聴率5%前後の『徹子の部屋』に出演した際に7%を叩き出してから、各局から注目されるようになりました。ゴールデン帯のギャラも70万円と知名度の割に安価なのも強みです」(テレビ朝日関係者)

 

テレビコラムニストの桧山珠美さんは言う。

 

「忖度だらけのテレビ界で、今の一茂さんの自由さは痛快。特に『バカ息子』落書き騒動以降、長嶋家の金満ぶりや自らのパニック障害もぶっちゃけて、何を言っても許されるキャラに変貌しました」

 

一茂は96年、巨人で2軍暮らしが続いた30歳の夏にパニック障害を発症し現役を引退。症状はだいぶ良くなったものの、いまだに安定剤を所持しているという。偉大すぎる父・長嶋茂雄(82)と長年比べられて育った彼の重圧がいかに大きかったかは想像に難くない。そんな一茂は冒頭の『ザワつく!~』でテレビ出演時の取り組み方が近年変わったと告白していた。

 

「自分が思っていることしか、テレビの画面には出ない。取り繕うのではなく、変な演出とか計算は4~5年前からやめようと思っている」

 

彼をよく知る仕事関係者は言う。

 

「じつは同時期に朝晩“終活”のイメージトレーニングをするようになったんです。『残りの人生をより自分らしく楽しもうと考えられるようになった』と話していました」

 

具体的にはこうだ。毎朝、起床直後に瞑想し死ぬ場面をイメージ。たとえば、獰猛な虎に殺され食べられる場面。就寝前には真っ暗にした風呂場で息が切れるギリギリまで潜水。こうした日課で自分が今、生きていることに感謝ができ、元気になれるというのだ。

 

「それ以降、一茂さんは『人の痛みがわかって、他人にも感謝できるようになった』と話していました。嫌だった『バカ息子』という落書きも『さんまさんのいたずらかと思った』と笑い飛ばせるまでタフになったんです」(仕事関係者)

 

前出の桧山さんも言う。

 

「“長嶋の息子”というブランドの威光が通じるのが今の視聴者層。彼は高齢化社会が生んだ『国民的息子』だから皆に愛されるんです」

 

一茂ブームは、まだまだ続く。