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ヒットメーカー・三谷幸喜氏(58)が脚本・監督を手掛け、俳優・中井貴一(57)が首相役を熱演した映画「記憶にございません!」。13日、その公開初日舞台あいさつが都内でおこなわれ、配給元の東宝から、興行収入30億を狙える好スタートを切ったことが発表された。

 

同映画は、史上最低の支持率を記録した総理大臣・黒田啓介(中井)が、投げられた石が頭に当たって記憶を失ったのをきっかけに、理想の政治を取り戻していく政界コメディー。

 

8月には安倍晋三首相(64)が試写を鑑賞し話題に。三谷氏と中井らが各メディアに積極的に露出していることから好調な客足を記録した模様だ。

 

「同作で中井さんは、自身が主演ドラマに抜てきしたことがきっかけでブレークするきっかけとなったことが知られている吉田羊(年齢非公表)さんと共演していています。実は、もう1人、中井さんを“恩人”と慕う共演者がいたんです」(映画関係者)

 

それが、舞台あいさつに同席した、首相秘書官役の小池栄子(38)だった。

 

「小池さんは10年ほど前に中井さんと共演したんです。当時、軸足を女優とバラエティーのどちらに置くか悩み中井さんに相談。すると、『覚悟を決めないと』とアドバイスされ女優業を選択したそうです。今やすっかり演技派女優の仲間入りを果たしましたが、中井さんの“後押し”があってこそのようです」(前出の映画関係者)

 

さらに、中井から“金言”ももらったことを告白した若手女優もいた。

 

「名脇役ぶりを発揮している森川葵さん(24)は昨年公開の『嘘八百』で中井さんと共演。映画のPRイベントで撮影中のエピソードとして、中井さんに“大勝負に出たオーディションに落選した”ことを報告したところ、中井さんから『良かったじゃないか。それに落ちたことで、他の良い作品に巡り会える』と言われ、森川さんは気持ちが前向きになったのだとか。いくらベテラン俳優でもなかなか言える言葉ではないでしょう」(別の映画関係者)

 

中井への悩み相談で、人生のターニングポイントに。彼から多大なる影響を受けた共演女優たちにとって、中井の“金言の記憶”は永遠に消えることはない——。

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