海老蔵 襲名披露興行チケット大苦戦…招待券配布、女子大生サロンと重鎮にも“営業”
画像を見る 先代・團十郎さんの襲名披露での幼き海老蔵

 

■「海老蔵さんは女子大生との話に夢中に」

 

海老蔵のそういうかたくなな姿勢も、伝統的な歌舞伎ファンを遠ざけてしまっているようだ。

 

「今回の“非常事態”に、襲名披露公演に出演する重鎮の後援会にも切符を売るよう働きかけがありました。でも値段の高さもあって、そう簡単には伸びていません。

 

海老蔵さんは、性加害報道で活動自粛中の香川照之さんが12月公演に出演すれば話題になると松竹サイドに持ち掛けました。歌舞伎ファンから反発があったものの、10月31日に香川さんの出演が正式に発表されたのは、“背に腹はかえられない”ということなのでしょう。團十郎襲名披露興行に空席が目立つことになれば、梨園の恥。万が一に備えて演劇関係者への“招待券”も出回り始めたようです」(前出・歌舞伎関係者)

 

そのため、まず菊五郎をはじめとした重鎮たちへの懐柔策がとられたという。

 

「海老蔵さんも、このままではさすがにまずいと感じたようですね。松竹を通じ、重鎮の方々に『何とぞご協力を』とお願いしたそうです。松竹側も『切符の売れ行きが芳しくなく、お力添えを……』と重鎮たちを説得したと聞いています。その結果、菊五郎さんは11月公演だけ出演を受け入れましたが、海老蔵さんと同じ舞台に立つことはせず、息子の勸玄くんとの共演となりました。

 

それでも12月公演の口上に出る重鎮は白鸚さん以外、まだ正式発表できない状況なのです。團十郎襲名以上に大切な歌舞伎公演は本来ないはずなのに、それを袖にする重鎮が存在していることを海老蔵さんは深刻にとらえるべきです」(前出・歌舞伎関係者)

 

また、今回の團十郎襲名披露には多額の費用がかかる。

 

「先代の襲名披露は3カ月間で計30億円かかったといわれており、今回も10億~20億円と予測されます。海老蔵さん自身も、その一部を負担せざるをえない。そこで、襲名興行のチケット売りやご祝儀集めのため、今夏から“営業”も始めていたようです」

 

と語るのは、ある実業家だ。

 

「私が所属している若手の起業家による経営者クラブがあるのですが、8月に海老蔵さんが正会員になったんです。8月末に東京・銀座にある女子大生サロンで行われた会合にも、海老蔵さんは来ていました。人脈を広げようと考えたのでしょう。

 

ところが、若手経営者の交流会なのに、積極的に名刺交換をするわけでもなく、サロンの様子を見に来たというか、女子大生との話に夢中になっていて、はたから見ると遊びに来ているような感じにしか思えませんでした」

 

そのサロンは会員制で、民放の人気女子アナが大学時代にアルバイトしていたことでも話題になったという。

 

「その後、海老蔵さんは会合には姿を見せていないと聞いています。経営者クラブの会員にならないと女子大生サロンには入れませんから、海老蔵さんはサロン利用目的で会員になった可能性もあります。これから有力な後援者になる可能性のある方を、ここで接待する心づもりなのかもしれません」

 

海老蔵の“奔走”により、梨園最高峰の襲名披露興行は「満員御礼」となるのか――。

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