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5月18日、歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が自宅で両親と倒れているところをマネージャーに発見され、救急搬送された。母親(享年75)は現場で死亡が確認され、父の市川段四郎さん(享年76)は搬送先の病院で死亡。一命を取りとめた猿之助は、意識障害が続いていたものの19日に退院した。

 

「猿之助さんは半地下の自室で意識が朦朧とした状態で発見され、知人に宛てた遺書のようなメモがあったことから警視庁は自殺を図ったものと見ています。また、2階のリビングで布団をかけられた状態で見つかった両親は、若干の吐しゃ物が確認されました。家族3人は何らかの薬物を服用した可能性があるとして、警視庁は19日に自宅の現場検証を実施。両親は司法解剖の結果、向精神薬中毒の疑いで亡くなったと見られています」(全国紙記者)

 

事態の真相解明が待たれるなか、歌舞伎界では“異例中の異例”の対応を余儀なくされている。

 

猿之助は5月3日から自らの名を冠した「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」に出演していたが、救急搬送された18日は昼の部が休演となり、夜の部は急きょ歌舞伎俳優の中村隼人(29)が代役を務めた。

 

28日まで続く公演に動揺が広がるなか、明治座は19日に同日夜の部と20日以降の代役を発表。夜の部の演目「御贔屓繫馬」では、引き続き隼人が猿之助の代役を務めることに。

 

そして昼の部では、思いがけない人物に白羽の矢が立った――。それは市川中車(香川照之、57)の長男・市川團子(19)。歌舞伎スペクタクル「不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―」で、猿之助が演じるはずだった主人公・平知盛を演じることが決定した。

 

’12年に「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」で五代目市川團子として初舞台を踏み、’16年から出演している「八月納涼歌舞伎」では同世代の市川染五郎(18)と切磋琢磨し合いながら研鑽を積んできた團子。幼いころから一門の期待を背に、芸の練習に励んできたという。

 

「中車さんが40代で梨園に飛び込んだのは、息子の團子さんに“市川猿之助の名跡を継がせたい”という夢があるからだといいます。昨年8月に性加害疑惑が報じられた際は、家族に迷惑をかけたことを團子さんに心から詫びたそうです。そして、“あなたは将来の猿之助になる人間なんだから、身を引き締めて頑張りなさい”と伝えたと聞きました。

 

現在、澤瀉屋を背負う猿之助さんには跡継ぎとなる子供がいないため、團子さんに期待が寄せられています。團子さんも“歌舞伎一筋”だそうで、“与えられた役はどんな役でもやる”と意気込んでいました。とはいえ猿之助さんの代役を務めることに、相当なプレッシャーを感じているでしょう」(歌舞伎関係者)

 

そんな團子は’20年1月に、初世市川猿翁の当たり芸をまとめた「澤瀉十種」のひとつ「連獅子」を猿之助と演じた。上演に先立って行われた合同取材会では、猿之助を「憧れの方」と表現し、「お稽古してくださる時の教え方が的確で、難しい感情も理解しやすい表現で教えてくれます」と感謝の気持ちを語っていた。

 

衝撃な出来事からわずか1日しか経っていないなか、大役を担うことになった團子。SNS上では、彼を慮る声や激励の声が広がっている。

 

《團子くん…。すごいとしか言えない。成功を祈ります》
《團子さん。君はどんだけいろんなものを背負わなきゃいけないの。一生応援する》
《まじか! 團子ちゃんが昼の代役やるのか!!! まだ10代の若者が背負うには大き過ぎるものを背負わされちゃったなー 頑張れ!!!》
《澤瀉屋を背負う覚悟で代役引き受けたんだろうけど まだ19歳なのに ショックも大きいだろうに 過酷すぎる… 無理せず 怪我なく どんな大役でも 團子ちゃんならできる》

 

澤瀉屋のピンチを救うべく、團子は舞台に立つ――。

 

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出典元:

WEB女性自身

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