《親父に、ホリエモンとメンタリストDaiGoさんに対するポストを消せと言われました!でも、僕は消す気ありません。自分の気持ちをポストしただけなので、消す必要ないと思います。皆さんは、どう思いますか?言いたい事も言えないこんな世の中じゃ…》
5月13日、Xでこう投げかけたのは元不登校YouTuber・ゆたぼん(15)。今年4月から通信制の高校に進学したが、その成長ぶりに支持者が急増しているようだ。
ゆたぼんは冒頭のコメントに加え、3択からなるアンケートも募っていた。結果は「ポストを消すべき」が3.1%、「ポストを消さなくていい」が41.6%。最も票が集まったのは「親父をぶっ飛ばせ!」で、55.3%と半数を上回った。
最近では実業家の堀江貴文氏(51)やメンタリストのDaiGo(37)と、「学校」をめぐる議論が話題に。きっかけは編集者の箕輪厚介氏(38)が8日に、Xで《GW明けだからか子供が小学校をサボろうとするから学校行けって言ったら、ホリエモンが学校行かなくていいって言ってると返された》と嘆いたことだった。
するとゆたぼんは、この投稿を引用して自らの考えをこう綴っていた。
《ホリエモンが「学校に行かなくていい」って言ってるからといって学校をサボって、大人になってから困ってもホリエモンは責任を取ってくれない。人生の責任は自分自身。僕も学校は行きたければ行けばいいし、行きたくないなら無理に行かなくていいと思う。でも、楽しめそうなら行ってみてもいいと思う》(5月8日)
DaiGoもゆたぼんの投稿に反応し、11日にXで《そして、社会に出ると、仕事は楽しい時に行けばいいでは成り立たないと言うことに気づく絶望》と冷ややかな視線を送っていた。
だが、ゆたぼんはDaiGoにも怯むことなく、鋭く切り返していた。
《教育は親の義務で子供は学校に行く権利はあるけど義務はありません。憲法で「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とあるので、学校と仕事は別ですね。だからといって「ホームレスの命はどうでもいい」なんて差別発言する人は良くないと思います。学校で何を学んできたんや?って話ですよね》(5月12日)
■アンチへの考え方を見直すも父・幸也氏が“シャットアウト”した過去も
’18年に不登校を明かすYouTube動画が反響を呼び、新聞やメディアでも取り上げられたゆたぼん。だが当時の極端な物言いは、しばしば物議を醸すことに。例えば小学校の卒業に際して卒業証書を破ったり、「小学校なんて1日も行かんくても卒業できるねんな!」とアンチを煽るような発言をしたりしていた。
さらに「ゆたぼんスタディ号」で日本一周にも挑戦したが、数々の行動が炎上したことも。
「クラファンで487万円の資金を集めたものの、旅の途中で赤字に。寄付を呼びかけて100万円の投げ銭の申し出がありましたが、振り込め詐欺だったことが判明。この他にもブランデーをかけたアイスを食べて批判を浴びるなどしていました。ですが炎上の主な原因は、ゆたぼんやお父さんによる“アンチ煽り”でした。SNSでは旅を満喫する様子とあわせて、《アンチも『不登校でも生きられる』ってことをもっと知った方がええで》など“上から目線”な投稿も目立っていました」(WEBメディア記者)
それでも変化が垣間見えた瞬間もあり、’22年1月にはXで自らの考えをこう記していた。
《最近俺はアンチの意見を聞くのもちょっと大事な気がしてきた。HIKAKINさんも、アンチに見てくれてるだけで感謝してるって言ってるし、アンチやからって、みんながみんな悪い人ちゃうかも?》
だが父の中村幸也氏は、《アンチの言葉を見すぎると影響を受けてアンチ脳になるし、アンチしてる奴は所詮アンチにしかなれないゴミ。そんな奴らの汚い言葉から得られるモノなんて無い》と息子の考えを“シャットアウト”していた。
それから2年あまり経て、いまは自立心が育ってきているようだ。
「ゆたぼん君の通学に関する考え方は、当初から『行きたくなければいかなくていい』と一貫しています。いっぽうで批判を集めてきた挑発的な物の言い方は、“お父さんの影響では”と指摘もされてきました。
今月5日にアップされた動画では初めて新聞に取り上げられた当時を振り返り、『この時はまだ10歳でご彙力もなかった』と言及。さらに『当時は説明も下手で誤解されるような言い方もしていた。本当に説明が下手ですみませんでした』と、謝罪もしていました。
こうしたゆたぼん君の変化に、ネット上ではアンチのような意見は以前よりも大幅に減ってきています。親に影響されることなく、自らの考えで物事を進められるようになったのではないでしょうか」(前出・WEBメディア記者)
ニュースサイトやSNS、ゆたぼんのYouTubeのコメント欄では、これまで見守ってきた人たちが“親戚目線”で感心する声が上がっている。
《ゆたぽんは大人になったと思います。発言に他人に対する優しさや思いやりが感じられるようになった》
《ゆたぼんは成長が著しくてびっくりします おばさん嬉しいよ!私もゆたぼんを見習い頑張ります》
《ゆたぼんを親のような目線で見てるから「しっかりと成長したなぁ…」という感情になった》