■正しい戦争、国民のための戦争など存在しません
令和の今、日本が戦争をする国に逆戻りしているように見えます。この10年でも、法律を改正し、防衛費を拡大し、さらに近隣諸国に対する挑発的な言動が幅をきかせてきています。しかし、正しい戦争とか、国民のための戦争なんていうものは存在しません。
海外ではロシアとウクライナ、そしてイスラエルとハマスが戦争をしています。そこでは兵士だけでなく、市民や子供たちが犠牲になっています。
戦時中、小学生だった私も、庭に防空壕を掘ったり、消火訓練をしたり、いざというときに備えていました。
敵機来襲のサイレンが鳴ると、みんな防空壕に逃げ込んで、外には一切出られない。空襲警報を解除するサイレンが鳴るまではじっと息をひそめて、そのときを待つ。生きた心地などあったものではありません。私も実際にそういう恐ろしい体験をいたしました。
人はみないずれ死にます。ただし、罪なき市民を殺めたり、虐殺・略奪を繰り返した人は、死んだ後もその犯した罪は消えません。そんな“消えない罪”を未来ある若者には当然、何人にも背負わせてはいけないのです。
今こそ「反戦」と「平和の尊さ」を強く訴えなければならないのです。
■人生は何もかもがありがたく、感謝することだらけ
“上見れば、きりがないぞよ、桐の花。下見て暮らせ、藤の花”という昔の言葉があります。
欲を出したらきりがないけれど、下ばかり見ることもない。下には下がいっぱいいるわけだし、上には上がいっぱいいる。だから上を見たり、下を見たりしていればいいということだと、私は理解しております。
ところが、人は不幸ばかり数えます。自分の容姿や欠点を気にして、それをコンプレックスにする。そして他人に対しても、自分と同じような欠点がないかと粗探ししようとする。下ばかり見て自分や他人の不幸の数ばかりを気にして、幸せを数えようとしない人たちが数多くいます。
でも、冷静に考えてみてください。まず元気で生きていられること。そして食べられる、飲める、雨露をしのげる家も、寒さをしのげるセーターだってある……。
本来、不幸の数よりも幸せの数のほうが多いはずなのです。みなさん、そのことを見失ってはいませんか?
ふだん当たり前に思っていることが、どれだけ幸せなことか。まわりの方たちに支えられて生きていることが、どれだけ感謝すべきことか。もう一度、幸せと感謝を数えてみることです。
人生は何もかもがありがたく、感謝することだらけ。これをつねに頭の中に入れておけば、幸せでいられます。
不幸の数ではなく、幸せを数える人生に切り替える。
そうすれば、多少嫌なことやつらいことがあっても、明るく穏やかに毎日を過ごせるようになりますから。
