《「恋」と「愛」の違い、若さを保つコツ…》美輪明宏さんが遺した「命の金言」7選
画像を見る 美輪明宏さん(撮影:御堂義乘)

 

■“自分より相手”見返りを求めない『無償の愛』こそ美しい

 

恋はすべて自分本位、愛はすべて相手本位。「恋」と「愛」の違いについて、私はずっとこう言い続けています。

 

「恋は思案の外」といって、恋は理屈で考えることではないという諺があります。

 

でも、少し先のことを考えないとお互いが不幸になるかもしれません。ですから、好きになった相手とお付き合いをしたときに、冷静に相手を見ることが大事になってきます。

 

まず、相手の容姿、財産、地位などを引き算する。それで何が残るか。残ったエキスが素敵だったら、それは本物。

 

そこからその人とずっと一緒にいたいという気持ちになるようであれば「恋」は「愛」へと変わっていきます。

 

お相手の方も自分の性格や才能をあなたが評価してくれるとわかれば、あなたのことがどんどん好きになってくるでしょう。お互いが人間的な魅力をトータルで理解し、好きになることで、“自分を認めてくれる、ありがたい存在”という気持ちになります。

 

さらに“自分より相手”――。愛する人さえ幸せだったら自分はどうでもいい。見返りを求めない「無償の愛」は与えっぱなし。相手の顔を見るだけで満たされます。自分が少々つらいときでも平気で我慢できるようになります。

 

そうなると、ひたむきに愛しぬく純粋な「無償の愛」の世界は、もうあなたのすぐそばにあります。

 

■イキイキと生きるコツは、真っすぐ姿勢を正すこと

 

人間というのは、死ぬときに地面が恋しくなるんです。どんどん年を取ると頭も腰もみんな曲がっていくでしょ? だんだん地面に近くなるんです。草花や木も枯れてくると、みんな地面に向かっておじぎをするじゃないですか(笑)。

 

だから、ふだんから姿勢をよくしておけば、若さが保てるんです。

 

私がいつも真っすぐ姿勢を正しているのは、とにかく地面とは仲よくならないため。つねに上へ上へ。若いうちはず~っと伸びていくんです。そしてつねに姿勢を正していれば、年を取れば取るほど、さらに上へ上へと、ず~っと伸びていく。“あと10センチ伸びるな”“あと30センチ背が伸びるといいな”と、いつもそうやって意識していると、かえって若くいられるんです。細胞も若くなりますからね。

 

これは生きるためのコツ。ありとあらゆる生きるコツを知ると面白いですよ。

 

本誌は、美輪さんのご自宅で“金言”を伺うことが多かった。

 

取材前、いつも緊張している記者に対し、美輪さんは冗談を言って和ませてくれたことを昨日のことのように思い出す。

 

取材後も、広いリビングからわざわざ玄関先までお見送りしてくださり、ご挨拶を終えると、美輪さんは両手の手のひらを記者に向け、玄関の扉が閉まるまで笑顔でバイバイ――。

 

もうあの笑顔と優しさに触れることができないと思うと寂しいばかりである。

 

60年に及ぶ長いお付き合い、本当にありがとうございました。

 

【INFORMATION】

美輪明宏さんの最後の金言は本でも読めます。

 

《「恋」と「愛」の違い、若さを保つコツ…》美輪明宏さんが遺した「命の金言」7選
画像を見る 新刊『令和を生きぬく貴方たちへ 未来世代が輝くミワちゃま語り20』

 

発売:2025年9月22日(月)
発行:光文社
価格:2,200円(税込)
https://www.amazon.co.jp/dp/4334107591/

 

画像ページ >【写真あり】14歳のころの美少年すぎる美輪明宏さん(他3枚)

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