メジャー第二弾シングル『永遠』はせつないラブソング

Q:そして、7月8日リリースのセカンドシングル『永遠』は、〝泣かせる女〟の異名どおりのせつないラブソングになっていますね。
自分の中で、「この人は永遠」というか、「ずっとこれからも思い続けるだろうな」と意味での『永遠』、また、偶然再会した、その一瞬がすごく永遠に感じたことの『永遠』……。そういうところから『永遠』というタイトルになりました。ライブでちょこちょこと歌ってはいますが、女性だけじゃなくて男性からも意外と反響が大きくて。男女問わず、人は誰でも人生、一度や二度、大恋愛をされると思うんですよ。とく女性の方は、私自身女性ですので、女性目線の詞を聴いて涙される方もたくさんいらっしゃいますね。

Q:『永遠』はいつごろ書かれたんですか?
今年2月のデビュー後に書いた新しい作品ですね。じっさいに、私が昔、結婚したいと思った男性と偶然再会したのがきっかけになってできた詞なんです

Q:石野田さんの歌は自分の経験がもとになっているものが多いですけど、このせつない歌もそんな最近の経験だったんですね。
imageそうなんです。偶然、再会して、やっぱり何年たってもずっと大事な人、そう思っているのが自分でも改めてわかりましたし、きっと世の中の多くの女性、男性もそうですけど、そういう大事な人がいるんじゃないかなと思って書きました。
自分にとっても、その再会があまりにも衝撃的だったし、そのときの感情がずっと心に残っていたんです。作っているときは、けっこう一気に思いが溢れてきて、ピアノと弾きながらできていったんですけど。『永遠』のジャケットのイメージは、滴がたれる、一瞬の中の永遠、心にうわ~っと広がっていく感じを表しました。一瞬の出会いで心をこうも揺さぶられるのか、という思いです。

Q:泣かせる女、と呼ばれる石野田さんの真骨頂ですね。
いやぁ~(笑)。それだけ聴いていただいた方の心に届いているというか、共感してもらえる部分があるのかな、という意味ではすごくうれしい表現だと思ってます。「泣かしたろう!」というんじゃないので(笑)。でも、感情が伝わっているのかなってと思うとすごくうれしいですね。

Q:『永遠』に入っている『夢のつづき』は、『うまくいかない時は』と同じように、一度歌手になるという夢が結果を出せずに終わったこと、また、インディーズでの地道な活動のなかでうまくいかないときに書かれた詞のようですね。
つねひごろ私は、恋愛の歌はもちろん、人生というか、生きていく中で起こるいろんなことを伝えていきたいと思っています。そんななかで、『夢のつづき』は、夢に向かって、もしくは、なりたい自分になろうと頑張っているけど、思ったような結果が出ないと思っている人に聴いて欲しいと思って作りました。インディーズのアルバム『きみのうた』収録された曲ではありますが、4月を過ぎてこの時期、夢に向かって進学、就職してみたけどなんかうまくいかない、世間はけっこう厳しい、と心が折れそうになっているタイミングで、「自分次第でそういうことも変えていけるんじゃないかな」ということに気づいてほしくて、今回、『永遠』に入れようと決めたんです。

Q:自分次第で状況が変えられる?
そうだと思うんですよね。もちろん、いろんな人が手伝ってくれたりとか、そういうものでもあったりするんですけど、わりと10年前、自分が周りに頼ってばかりいたというか、なんかこう、運頼みじゃないけど、ま、なんとかなるっしょ!みたいな感じだったんですね。それって、ある意味ではポジティブでいいことはあると思うんですけど、じっさい、なんでダメなのかと自分を見つめないというところから逃げている行為なんじゃないかなあと思ったんです。原因がわからないとまた失敗を繰り返すと思うし、自分をみつめるというのは怖いし、認めたくない部分とかすごく大きいですけど、そこと向いあったらもっと進めるんじゃないかなって思うんですよね。だから、周りに頼ってばっかりいないで、自分の気持ち次第で明るくもなったりするし、人生がどん底にもなったりするし、と思って書いた曲です。

Q:今回、『永遠』リリース記念特別企画があるそうですね。
リスナーの方から、忘れられない恋の体験を寄せていただいて、曲を1曲作ろうという企画があります。歌を通してリスナーの方ともコミュニケーションをとりたいし、みなさんどんな恋愛感を持っていて、どんな恋をしているのか知りたいという部分もあったんです。それを良いかたちで表現できないかな、と思って今回初めて企画してみました。と思ってやりました。8月8日のライブでできた曲を披露する予定ですので、ぜひ応募してください。

※石野田奈津代のインタビューは毎日更新中です(インタビューの続きは明日)

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