第1回 コンドルズの変わったところ変わらないところ

image ――前回の本誌『シリーズ人間』の取材から、ちょうど2年ぶりになります。その2年間でコンドルズが変わった部分、それから変わらない部分、そのあたりの流れをまずおうかがいしたいんです。
当時のご発言を挙げれば、たとえば「コンドルズの舞台は踊らなきゃダメか?と言われたら、ほかの表現方法だってある。たまたまいまは、あがきのように跳んでいるかもしれないけど、跳ばなくてもコンドルズのパフォーマンスはあるんです」というものが印象的でした。

「ああ、それ面白いなあ……つい最近、今年の流れでいくと、1、2月には野田秀樹さんの舞台『パイパー』にメンバーの半分が出ました。64回公演で、コンドルズにはあまりない回数だった。僕らはせいぜい1ツアー10数回の公演ですから。
そこで見たのは、まずメンバーが遅刻しない(笑)。単純なことなんだけど、『すごい!』と。コンドルズと比べると話にならない。
それから、宮沢りえさんや松たかこさんなど一流どころの出演者と、日替わりに会える。いろんな人が持っているオーラを客観視できるんです。
その後、コンドルズで静岡など地方を公演したり、海外に行ったりというのが、3、4月くらい。それはいわゆるホームグラウンドです、メンバー的には。
みんなよくなったんです。何がよくなったのかは、ハッキリとは言えないんですけど、気持ちよく参加してる感があった。
メンバーの多くは、以前と変わらず、ほかに職業を持ってコンドルズに参加している。そこに僕たち『パイパー』組が帰ってきて合流して、いい雰囲気を感じたんです。
その後、またすぐにロンドンブーツ1号2号の田村淳さんのバンド『jealkb』とコンドルズがコラボレーション公演したんです。メンバーもお客さんも、どんな舞台になるのかわからない状態で蓋を開けてみたら、すごくよかったんです。『こんなに混ざり合うんだなあ』とビックリしたんです。
それと、淳さんたちは吉本興業の芸人さんなんで、礼儀正しいでしょう。で、コンドルズ的には珍しいんですけど、橋爪(利博)が、淳さんたちに指導するんですよ、『こうやって踊るんですよ』みたいに(笑)。それも新鮮でしたね。
imageでも、向こうが不慣れなダンスを何度でもやる姿勢を見ていると、『ああ、俺たちも昔は、こうやっていたよな』って思ったんです。『ちょっといま、サボってるかもしれないな、調節機能が働いているかも』って。そんなことを感じていた今年前半です。
だから、いま、たとえば昨日の練習とかでも、意外とみんなフルパワーでやっていて、ビックリですね」
――外交して、吸収して帰ってきた部分が、いまプラスに作用しているということですね。
「そうですね。以前『動けなくなったら(跳ばなくても)いいや』と言っていた部分は、いまは違いますね。『ちょっと必死にならないと、負けちゃうかもしれない』っていう部分が、ある気がしますね。
グダッとする時間が少なくなったというか、みんなが“今”という時間を大事にするようになってきたんじゃないかと思うんです。けじめといえばけじめなんだろうけど、時間の使い方だよね。
思いつきで動くんではなくて、集まるときの時間を密度の濃いものにしようとしている。たとえばみんなで飲むときも、ダラダラと飲むのではなく、『飲むぞー』って短い時間でも集中して飲むようになった(笑)。まあ、4日に1回くらいは『飲みミーティング』をしてますけど(笑)」

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