磁石 結成10年を迎えてDVD『磁石 漫才ライブ ワールドツアー日本最終公演』をリリース。

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結成10年のお笑いコンビ・磁石DVD『磁石漫才ライブワールドツアー日本最終公演』を発売します!

漫才を約90分間ノンストップで披露するというはなれ技(!?)をやってのけた実力派なのに、2人の口から出てくる自虐的コメントの数々……。

笑いを織り交ぜながらも時おり本気のコメントも出てきた、その取材の模様をお届けします!!

――こちら、タイトルが『磁石漫才ライブワールドツアー日本最終公演』とありますが、どちらか海外でツアーをされたんですか?
永沢「そう勘違いされたくてこういうタイトルをつけました」
佐々木「どこへも行ってないです。都内から出ていませんし」

――そうなんですね!? 一度も海外で漫才はされてない?
永沢「一切していないです。ちょっとタイトルはふざけたかったんです」

――90分ノンストップの漫才というのに驚きました。即興のように見せかけて全部台詞を覚えて綿密な練習をされているわけですよね。このなかでおすすめのネタは何ですか?
image永沢「全体でひとつなのでおすすめはむずかしいですねぇ。忘れたころに出てくるフレーズというところは楽しんでいただきたいです」

――ネタはお2人ともどのようにつくっているんですか?
佐々木「僕は気持ち悪いですよ。途中で書いたりしないで完成するまでずっと部屋をうろうろ歩く。そしてまとめて書く」

――佐々木さんは高校のころからネタを書いていたそうですけど、そのときからお笑い芸人を目指されていた?
佐々木「はい、目指していました。きっかけは別にないですけど、高校生ぐらいからお笑い芸人を目指していました」

――お2人がコンビを組まれたのが2000年ですけど、結成のきっかけは?
永沢「僕はもともとお笑いがすごく好きだったんですけど自分がやろうとは思っていなかった。で、佐々木と同じ専門学校で同じクラスで漫才をする授業があったんです。それで佐々木に声をかけてもらった」

――佐々木さんが永沢さんにピンときた理由は?
佐々木「ずっと一緒に遊んでいた。仲が良かった。話もあいましたし一緒にいて楽しかったので」
永沢「あと、才能がすごかったんですよ。当時佐々木は僕のことを『才能がすごい、キミはお笑い界の宝や』って言っていて、そうなのかなぁと思って、で、『才能がすごいから一緒にコンビを組んで僕をお笑い界のてっぺんまで連れていってくれないか』って言ってくるので、そこまで言うならと思いまして」
佐々木「(笑)。オレ、超かっこ悪いんじゃん。誘ったのは本当ですけど、いまの話は冗談です。たまたま学校の生徒にすごいウケたので、流れですね」

――佐々木さんから見て永沢さんという芸人はどんな方ですか? 
image永沢「まえ、言っていたのは『芸人界の宝や、この才能を埋もれさすのはもったいない』と言っていましたね」
佐々木「ああ、そうかもしれないですね。僕の記憶にないだけで言っていたかもしれないですね(笑)。お笑いをやっている人はもともとちょっと変わった人が多かったりするんですけど、そんな奴らに永沢は『頭がおかしい』と言われることがあるので、それはこの世界ではいいことだなと思って。いい相方を手に入れたと思いました」

――永沢さんからみて佐々木さんは?
永沢「僕から見ての意見なんですけど、『お笑い界の宝や』だと」
佐々木「宝が2人もいて売れてないってことはありますか?(笑)」
永沢「『つっこみ界の申し子』ですよ」
佐々木「もう異名みたいなのはいいよ!(笑)」

――佐々木さんから自虐的コメントが出ましたが(笑)、結成10年、いかがでしたか? 10年は。
永沢「やっぱりちょっと疲れやすくなりましたね」
佐々木「何くそと思う部分が多いので頑張りたいですね。自分の予想ではもっと早くに磁石旋風を起こしているはずだったのに。いまの状況は不本意です」

――お2人はルックスも良くて女性ファンも多いと思うんですが、どちらが女性ファンが多いですか?
永沢「んー、どっちもそんなにいないと思うんですけど」
佐々木「ファンレターは永沢が多いかもしれない」
永沢「僕らのファン自体がすごく少ないと思うので、どちらかという以前の問題かも(笑)」

――あはは(苦笑)。いま、本当にお笑い芸人の方が多くて、出てきやすい半面、残る人も少なく、頭角を現すのも難しいことと思いますが、今後の目標は何かありますか?
永沢「今後はお笑い界も厳しくなると思うので、だからこそしっかりネタをつくったりライブを頑張ったりしないといけないのかなと思いますね。誰かが言っていたんですけど、ブームが去っても出てくる奴、売れてくる奴はいると、だからそのようにならなきゃなと」
佐々木「漫才で負けているとは思わないので周りに認めさせてやりたいと思っています。キー局で冠番組を持ちたいです」

――『M-1グランプリ』で8年連続準決勝進出を果たした実力のお2人が好きな芸人さんは?
永沢「昔からナイナイ(ナインティナイン)の矢部さんです」
佐々木「僕はキャイ~ンさんやさまぁ~ずさん。バラエティにも出つつ、ちゃんと毎年ライブをやっているという。すごいなぁと思いますね。ライブもおもしろいですし」

――では女性自身読者にDVDの見どころをお願いします。
永沢「本編では漫才をやっていて、特典映像もふたりで出ている特典映像なんですけど、それしかないDVDなのでそれが……」
佐々木「どれがどうなんだよ! 分かりづらいよ! 漫才もそうですけど、特典映像での素の僕らも見ていただきたいなと思います」

――おふたりの今後の目標は?
image佐々木「磁石としてぼよーんと世に出たいなと、今よりも。毎年ステップアップはしていきたいので、今よりも上の位置にいたいなと思います」
永沢「僕は2011年はFKD48をちゃんと活動していきたいなと」

――FKD? どういう意味ですか?
永沢「ふきだまりです。単独ライブをやればお客さんが呼べるけど、いまいち知名度が低い人たちっていっぱいいるんですよ。なのでそういう芸人集めてライブをやったりして養っていく」
佐々木「養って!?(笑)」
永沢「こんなに力がある奴らがいるんだよっていうのをちょっと広めたい。AKBにのっかってFKD。48人くらいすでにいるので」

――FKD48と磁石としての活動の今後に期待しています。では最後にDVD『磁石 漫才ライブ ワールドツアー2010 日本最終公演』のPRをお願いします。
永沢「理想は買ってほしいですけど、買わずとも一回見てもらいたいですね。万引きでもなんでもいいので」
佐々木「それはちょっとまずい」
永沢「ではレンタルでもいいので見てもらえばもう言うことないです。自信作なので」
佐々木「一人3枚は買っていただいて売上に貢献していただきたいなと。今まで僕らのこと知らなかった人は一枚で、応援してくれる方は協力の意味で一人3枚は買っていただきたいなと思っています」
永沢「何言ってんの?」
佐々木「おもしろさに期待はしていただきたいですけど、今後の活躍に期待されるとちょっと困ります(笑)」

じしゃく★

(左)佐々木雄介:80年生まれ、広島県出身。(右)永沢たかし:79年生まれ、秋田県出身。00年コンビ結成。『M-1グランプリ』では8年連続準決勝進出を果たした。熱心なお笑いファンに支持される実力派コンビ。

DVD『磁石漫才ライブワールドツアー日本最終公演』

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1月19日(水)発売 ポニーキャニオン ¥3,990(税込)

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