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芸能スキャンダル、停滞する経済、横暴な政治……。一年を表す漢字は「金」だったものの、’16年の日本は、明るいニュースばかりではなかった。そんな日本を叱咤激励するのは、寄る年波をものともしない“最強のご長寿”たちだ。80歳、90歳を超えても“バリキャリ”道を突き進む彼女たちの、身をもって経験したからこその主張とは−−。

 

「年寄りには年寄りの考えがありますから、介護される側に無理をさせても、逆に甘えさせすぎてもいけませんね」

 

こう語るのは、実姉で日本初の女性衆議院議員・園田天光光さん(享年96)を10年間、老老介護した脳神経医学者の松谷天星丸さん(94)。何から何までやってあげるのが“優しさある介護”という風潮に、一石を投じる松谷さん。あるべき介護の心得として、「きょういく・きょうよう」を挙げる。

 

「高齢者にとり、『“今日行く”ところがある』『“今日する用”がある』のは脳の活性化になり認知症予防につながります。自分でできることは自分でしてもらうことが大切です。私自身、頸椎症性脊髄症による手足のしびれがあり歩行困難で要介護1でしたが、『リハビリはチャレンジ』という気持ちで、リハビリに励んだところ、屋内でもしっかり歩けるようになりました」

 

松谷さんは94歳という年齢で、モデルなどの新しい仕事にも挑戦を続けている。

 

「今後、年金も減少するでしょうから、行政にしっかりしてもらわなきゃなりません。笑顔で暮らすためには経済面での準備も必要です。そのためには女性も『介護離職』しないこと。みなさんも今から、介護について心も経済面も準備しておきましょう」