22年6月に騎手との結婚を発表した矢部美穂さん 画像を見る

住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大好きだったアイドルの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。

 

「今も、ハーフアップのサイドを流すヘアスタイルにしています。ネットでは『矢部美穂の髪形は昭和っぽい』なんて悪口を書かれたりしますが(笑)、私は大好き。昔から“ミポリンの顔になりたい”と思って、ヘアスタイルの研究も重ねてきたんです」

 

こう語るのは、タレントの矢部美穂(45)。芸能人で誰が好き? と聞かれると、即座に中山美穂と答えるほどだ。

 

「もともとアイドルオタクなんです。キョンキョン(小泉今日子)さんや南野陽子さん、のりピー(酒井法子)さん、工藤静香さん、男性アイドルでは忍者を筆頭にジャニーズも大好き。『ミュージックステーション』(’86年~・テレビ朝日系)も欠かさず見ていたし、光GENJIを応援するため、『ザ・ベストテン』(’78~’89年・TBS系)宛に『剣の舞』(’88年)のリクエストはがきを50枚も送ったりしていました」

 

北海道恵庭市に育ち、アイドル情報のほとんどはテレビや雑誌、ラジオから得ていた。

 

「北海道にアイドルが来る機会は少なく、まだ幼くてお金もなかったからコンサートに行くこともできなくて……。雪まつりやデパートの屋上にアイドルが来たときに、一人で見に行ったことも」

 

中山美穂は、デビュー当時からの憧れだ。

 

「『毎度おさわがせします』(’85~’87年・TBS系)は、ませた内容だから親の前で見られず、再放送を一人でこっそり見ていた記憶があります。ただ、当時は思春期だったものの、まだ異性や恋愛に対しての興味もあまりなかったから、“素敵だな”ってミポリンばかりを見ていました。歌手としてのミポリンも大好きで、デビュー曲の『C』(’85年)、『ツイてるねノッてるね』や『WAKU WAKUさせて』(ともに’86年)、『ママはアイドル!』(’87年・TBS系)の主題歌だった『派手!!!』(’87年)、『You’re My Only Shinin’Star』(’88年)など、好きな曲を挙げたらキリがありません」

 

’90年代になると、彼女はますますテレビやラジオにのめり込んでいった。

 

「小学校高学年から始まったイジメが、中学に進学するとエスカレートしていったんですね。『矢部菌』とか『汚ない』と言われ、クラスの子たちからは人間扱いされませんでした」

 

家庭は、母親が父親と離婚・再婚を繰り返す落ち着かない状態。イジメられていることを相談することもできず、毎朝、学校に行くふりをしていたという。

 

「学校に欠席の電話をした後、駅のトイレなどで過ごして、学校の授業が終わる時間に帰っていました。それが自分の身を守る方法だったんですね」

 

心穏やかになるのは、夕方に帰宅してから。

 

「夜にかけてテレビ番組を見たり、アイドルの歌を聴いたりするのが唯一の癒し。なかでも、ミポリンの曲は日常の嫌なことを忘れさせてくれました」

 

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