(撮影:加治屋誠) 画像を見る

いよいよ、クライマックスに突入したドラマ『トーキョーカモフラージュアワー』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。東京で生きる男女の本音と嘘が入り交じる恋愛模様を描く本作。朝ドラの爽やかな先輩役で注目を集めた松本怜生(24)が、妻子を持ちながら女性たちを翻弄する“クズ”なバーテンダー、亮くんを好演している。

 

以前、本誌の取材で学生時代は野球に明け暮れていたことや、現在でも仕事一筋で休日に出歩くこともないと話していた松本。今回の役柄は、そんな自身のパーソナリティとはかけ離れている気がするが…?

 

「オファーを受けたときに“クズ”だということは伺っていたんですが、台本を読んでびっくりしました(笑)。でも、おもしろいキャラクターなので、選んでいただけてうれしかったですね。自分の中には、まったく引き出しがない役柄だったので、役作りはやってもやっても正解がわからなくて。唯一、バーテンダーとしての所作だけは、カッコよく決めたかったので、家でシェイカーを振って特訓しました!」

 

実際、自分の“クズ”な演技を見てみて、手応えはあったのだろうか。

 

「ぜんぜんないですよ。僕は、自分のダメなところばかりが目についてしまうほうなので。現場でモニターチェックをしていても、自分で『何言ってんねん』と思わず笑ってしまいます(笑)。ただ、ドラマの後半で、いつも余裕な亮くんが、一瞬焦りを見せるシーンがあったんです。そのときの目線や表情は、自分でもうまく表現できたかなと思っています」

 

本作は、女性たちが男性の愚痴を赤裸々に語るシーンが随所に散りばめられている。松本はバーテンダーとして、その場に立ち会うことも多かった。

 

「現実でもあんな感じなんですかね? あんまり知りたくなかったです(笑)。どれだけ頑張っても、ああやって厳しく査定されちゃうのかなって。何が女性の怒りにつながるのかわからないので、改めて自分の言動には気をつけようと思いました(笑)」

 

タイトル通り、東京が物語の舞台となっているが、松本は2年前に上京してきたばかり。まだ、都会への苦手意識は抜けないそうだ。

 

「やっぱり地元の愛媛にいるのが一番落ち着きます。僕、人が多い場所にいると、気疲れしてしまうので。すぐ家に帰りたくなっちゃいます(笑)。ぜんぜん土地勘もなくて、ちょうど今日、皇居がすごく広いってことを初めて知りました! 散策もできると聞いたので、今度行ってみたいです!」

 

東京に来てからは家にこもりがちで、インドア派になっているという松本。ちなみに、最近ハマっている自宅での過ごし方は?

 

「芸人さんのYouTubeを見ています。さらば青春の光さんのチャンネルがとくにお気に入りで、一人で見て爆笑しています。それから、俳優仲間の菅生新樹くんとオンラインでゲームをしています。車のレースとかすごろく系のタイトルが多いです。毎晩のように『今からやろうよ!』と電話がかかってくるんです(笑)」

 

最後に、ドラマのタイトルとかけて「実はカモフラージュしていること」を聞くと、こんな答えが。

 

「よく、睡眠時間をごまかしちゃいます。本当は寝ずに現場に来たのに『1時間だけ寝ました!』なんて。寝たくても寝られないときがあるんですけど、一睡もしてないって言ったら怒られそうじゃないですか。ここだけの話ですけど、実は今日も寝てません(笑)」

 

【INFORMATION】

ドラマL『トーキョーカモフラージュアワー』

最新第8話はABCテレビ3月9日深夜0:10~、テレビ朝日 3月8日深夜3:00~。
ABCテレビ放送後、TVerにて見逃し配信あり、TELASA・U‐NEXTで全話配信中。

 

山形から上京してきた宇都宮宏人(松倉海斗)は、バーで偶然出会った女性、曽根ちゃん(片山友希)と一夜の関係を持つ。都会的な曽根ちゃんに引かれる宏人だったが、2人の関係はまったく進展しない。新しい一歩を踏み出すために、行きつけのパン屋で出会った弥恵(秋田汐梨)とデートを重ねるが……。

 

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出典元:

WEB女性自身

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