子どもたちが「第九」のドイツ語合唱に慣れ親しめるように声かけする竿下さん。その活動が自ら治療を受ける病院で演奏する「音の灯コンサート」につながった(撮影:塩川真悟) 画像を見る

「歌える子は、歌えない子を囲んで、囲んで!」この夏、京都府京田辺市の聖愛幼稚園に、ピアニスト・竿下和美さん(50)の朗らかな声が響く。12月末に行われる、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで3世代でのベートーベンの『交響曲第9番(第九)』の合唱コンサートに向けて、幼稚園のホールを借りて練習の真っ最中だ。6月1日の初回に集まったのは合唱参加予定者110人のうち大人47...

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