「今年も第九に挑む」“余命1年半”ステージ4のピアニスト・竿下和美さんが「わくわくしている」最大の理由
記事投稿日:2025/07/20 11:00 最終更新日:2025/07/20 12:33
子どもたちが「第九」のドイツ語合唱に慣れ親しめるように声かけする竿下さん。その活動が自ら治療を受ける病院で演奏する「音の灯コンサート」につながった(撮影:塩川真悟)
「歌える子は、歌えない子を囲んで、囲んで!」この夏、京都府京田辺市の聖愛幼稚園に、ピアニスト・竿下和美さん(50)の朗らかな声が響く。12月末に行われる、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで3世代でのベートーベンの『交響曲第9番(第九)』の合唱コンサートに向けて、幼稚園のホールを借りて練習の真っ最中だ。6月1日の初回に集まったのは合唱参加予定者110人のうち大人47...