(写真:AP/アフロ)

ハリウッドにある有名なゲイバー「The Abbey Food&Bar」のオーナー、デヴィッド・クーリーが29日にFacebookに投稿した体験談が波紋を拡げている。

 

クーリーは同性のパートナーと共に、アラスカ航空ニューヨーク発ロサンゼルス行きの便に搭乗した。予約していたプレミアムシートに座り、しばらくすると客室乗務員がやってきて、男女のカップルを隣り合って座らせるために、クーリーとパートナーのどちらか1人に普通席へ移動するよう願い出たという。

 

「僕らも一緒に座りたい、と説明した。しかし、乗務員はプレミアムシートを諦めて普通席に移るか、飛行機を降りるかの選択を迫った。僕らは国を横断する長旅の間中、こんな屈辱に耐えられそうもなかったから飛行機を降りた。このご時世に、ゲイのカップルに去るように言うほど、ストレートのカップルを優先することがあるなんて信じられない。僕らは2度とアラスカ航空と、最近この会社が買収したヴァージングループ(のLCC)を利用しない」(デヴィッド・クーリーのFacebookより)

 

失意の2人は、デルタ航空で無事ロサンゼルスへの帰途についた。クーリーは、LGBTの人々に向けて、デルタ航空のようなLGBTフレンドリーな航空会社を使うよう提言した。

 

この投稿は広くシェアされ、非難の集中砲火を浴びたアラスカ航空は31日、謝罪の声明を発表した。

 

「この不幸な事故は、座席システムのエラーによるものです。弊社は可能な限り家族が一緒に座れるようにする方針ですが、今回の件ではそれが適用されませんでした。クーリー氏に深くお詫び致します。彼とパートナーに不快な思いをさせる意図は全くありませんでした。私どもはクーリー氏に謝罪を申し入れ、今後の是正をお約束しました。アラスカ航空は、あらゆる差別を一切容認しない方針を取っています。私たちはみな、あらゆる多様性を受け入れ、尊重します」

 

今回の件は単なるエラー以外の何物でもなく、差別の意図は微塵もなかったという主張だ。「LGBTの人々の完全なる平等は、アラスカ航空という組織の骨子です」とも表明し、懸命に火消しを行っている。

 

クーリーはアラスカ航空からの謝罪を受け入れたとFacebookで発表した。

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