(写真:マドンナのInstagramより) 画像を見る

2022年下半期、世間をざわつかせた海外セレブといえばマドンナ(64)を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。トップレスやランジェリーをまとったきわどい姿、ノーメイクの写真をあげたかと思えば過度の加工によって“本当にマドンナ?”と思うような画像を次々と投稿。海外では10万ドルをかけて整形をしたのではないかという疑惑が報じられるなど、注目を浴びているのだ。

 

今年10月、マドンナはインスタグラムにノーメイクと思われる動画を掲載。ピンクの髪に、ブリーチした眉、ぽってりとした唇という、従来のイメージとはかけ離れた姿に、衝撃を受けるファンは衝撃が続出。《マドンナはどこ行ったの…》《マリリンマンソンにみえる》《顔になにしたの…》といったコメントが並んだ。

 

11月に入ると、TikTok上に、音楽に合わせて口パクでベイビー・キームの楽曲「Vent」をラップする動画を投稿。脱色した眉毛とオレンジに染めた三つ編みを披露したマドンナだが、此度もファンからは《マジで、この人誰~》《見ていて辛くなる》《彼女の顔に何が起こったんや…自分の美しさを台無しにしちゃってる…》と不評だった。

 

インスタグラムではトップレス姿でバレンシアガのバッグを持った写真や大胆に胸元が開いた毛皮のコート姿もアップ。どちらの写真でも、64歳とは思えないツヤツヤの美肌やハリのある胸を披露していた。

 

さらに、12月8日にはレースの目出し帽をかぶり棒を咥えた姿をインスタにアップ。《ごめん、これはマドンナには見えない…》《私たちの目の前で悲劇が起きている…》とファンはショックを隠せないようだった。

 

今年でデビュー40周年を迎えたマドンナだが、そのお騒がせぶりは今に始まったことではない。

 

苦労の多かった下積み時代を経て、’82年、23歳の時にレコード会社と契約を締結。その後、マドンナをスターダムに押し上げることとなったのは「ライク・ア・ヴァージン」の大ヒットだが、その成功の裏には“ある事件”があった。

 

「ライク・ア・ヴァージン」が初披露されたのは、’84年9月のMTVビデオミュージックアワードの授賞式。ゲスト枠で呼ばれたマドンナは、ステージに寝ころびウエディングドレスをはだけ、ガーターベルトを丸出しにするという、当時としては異例の過激なパフォーマンスを披露したのだ。

 

視聴者の目をくぎ付けにするも、これには多くの批判が寄せられることに。しかし、むしろこの“炎上”により注目を浴びることとなり、トップスターへと仲間入りすることになったのだ。

 

さらに、’89年にリリースされた「ライク・ア・プレイヤー」のミュージック・ビデオではこのパフォーマンスを超える“大問題”を起こす。

 

当時、聖人は白人であるという考えが主流だったにもかかわらず、ビデオ内には黒人の聖人が登場。さらに、マドンナが燃える十字架の前で踊るなど、キリスト教に対してかなり挑戦的な内容となっていたため、宗教団体から激しい抗議をうけることに。結果、同曲をCMに起用していたペプシは、マドンナとのスポンサー契約を解約しCMも放送中止となってしまった。

 

露出グセも昔からのもの。’93年にはデザイナージャン=ポール・ゴルチエのショーにトップレスで登場し、’16年にはMETガラに胸とお尻が透けたドレスを着用して現れている。

 

METガラでのシースルードレスに対し、“下品”“不快”と批判が殺到すると、自身のインスタグラムで猛反論。“女性がセクシャルな表現したり、年齢を重ねたら大胆な行動をしてはいけないと咎めるのは、年齢差別的かつ性差別的”と主張した。

 

このように過激な表現がたびたび話題になってきたマドンナ。しかし、そんなパフォーマンスと同時に彼女が主張してきたのは“女性の権利や多様性の尊重”だ。

 

過激な言動に批判が集まるいっぽう、マドンナの行動に勇気づけられた人も多いのではないだろうか。昨今のSNSでの投稿も“メイクや美を愉しんだり、肌を見せることに年齢は関係ない!”という彼女なりの姿勢なのかもしれない。

出典元:

WEB女性自身

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