休職中に映画のプレミアに登場したブリントン氏(写真:REX/アフロ) 画像を見る

スキンヘッドに鮮やかなリップ、奇抜なファッションのサム・ブリントン氏(35)。トランスジェンダー、ノンバイナリーであることを公表している人物としては初めて、アメリカ連邦政府の高官に任命されたことで知られている。しかし、複数回にわたり空港で他人のスーツケースを持ち去ったとして起訴され、解雇されてしまった。NBC NEWSなどが報じている。

 

ブリントン氏は今年2月に、米エネルギー省において使用済み燃料と核廃棄物処分を担当する副次官補に任命され話題となった。マサチューセッツ工科大学で原子力科学と工学の2つの修士号を取得後、核廃棄物処理に関するキャリアを歩んできたことも評価され、”連邦政府の多様性”を重要視するバイデン大統領肝煎りの人事として注目を集めていた。

 

だがブリントン氏は、9月にミネソタ州のミネアポリス・セントポール空港で、他の乗客のスーツケースを持ち去ったとして窃盗罪で起訴されたのだ。定価で買うと2500ドル以上の価値があるというスーツケースの持ち去りを当初は否定していたが、その後「自分のものと間違えた」と供述を変更。Star Tribuneによると、盗んだスーツケースの中身を捨てて証拠隠滅を図った形跡があったという。

 

起訴されてからは休職扱いとなっていたが、7月にラスベガスで数十万円相当のジュエリーや洋服が入った高級スーツケースを盗んでいたことも今月になって発覚。エネルギー省の広報担当者は、「サム・ブリントンはもうエネルギー省の職員ではありません。これ以上のコメントは差し控えます」とFOX NEWSの取材に対してコメントした。

 

またFOX NEWSは、2件の窃盗で最高10年の刑が言い渡される可能性があるとも伝えている。

出典元:

WEB女性自身

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