悠仁さま 伊勢神宮ご参拝予定が波紋…愛子さまの成年ご奉告前に“割り込む”形に
画像を見る 14年に伊勢神宮を参拝された天皇ご一家 /(C)JMPA

 

■同日には天皇皇后両陛下が地方ご訪問を再開

 

宮内庁関係者はこう明かす。

 

「眞子さんと佳子さまが20歳の誕生日からほとんど期間を空けずに伊勢を訪問されていることからもわかるように、秋篠宮ご夫妻は“神宮へのご奉告”の重要性を強く認識されています。

 

また愛子さまがコロナ禍のためにずっと外出を控えていらしたことも当然ご存じでしょう。

 

それにもかかわらず、悠仁さまの伊勢ご訪問を決断されたことに驚きましたし、それは愛子さまも同じように感じられているのではないでしょうか」

 

天皇家の長女・愛子さまの「成年ご奉告」と皇位継承順位2位の悠仁さまの「高校進学ご奉告」、どちらが優先されるべきかという問題でもあるが、この宮内庁関係者は次のように断言する。

 

「宮中ではご身位(しんい。皇族の身分や地位)がもっとも重要ですので、愛子さまのご奉告のほうが優先順位は高いはずです。

 

また、時期も愛子さまのご成人のほうが、悠仁さまのご入学よりも早かったわけですからね。

 

皇嗣職は、神宮美術館での特別展ご鑑賞がおもな目的で、その機会に、伊勢神宮もご参拝すると説明しているのです。

 

しかし『特別展鑑賞は口実にすぎないのではないか』と見る向きもありますし、悠仁さまが“身位を無視して割り込んだ”という印象はぬぐい切れません。

 

さらに言えば、10月1日には天皇皇后両陛下が『とちぎ国体』の開会式に出席されます。3年ぶりの地方ご訪問ですので、宮内庁内でも『なぜ同じ日に参拝することになってしまったのか』という疑問の声が上がっています」

 

伊勢神宮ご参拝にまつわるこの異例の事態からは、秋篠宮ご夫妻のご焦燥が感じられると語るのは、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんだ。

 

「将来の悠仁さまのご即位は、現在の皇室典範が維持されることが前提となっています。しかし眞子さんの結婚、悠仁さまの高校ご進学の経緯についての説明が十分でなかったこともあり、いまだに秋篠宮家への風当たりは強く、いっぽうで『愛子さまを将来の天皇に』という国民の声があるのも事実です。

 

悠仁さまの皇位継承に若干なりとも不安を感じていらっしゃるからでしょうか。秋篠宮ご夫妻は、悠仁さまの“皇位継承者としての存在感”を高めたいあまり、広い視野を失ってしまわれているように思います。

 

あたかも天皇家のご活動に張り合っているような印象を世間に与えることは、悠仁さまや秋篠宮家の将来にとっても好ましくないでしょう」

 

天皇皇后両陛下の栃木県ご訪問、悠仁さまの三重県ご訪問のほかにも、10月から皇族方のお出ましは増えていくという。いまはご通学を自粛されている愛子さまにも“実りの秋”が早く訪れることを祈るばかりだ。

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