3月11日から1泊2日で大阪を訪問される雅子さま /(C)JMPA 画像を見る

「大阪・関西万博の米国パビリオンで月で採取された石が展示されることが報じられました。“月の石”といえば、’70年の大阪万博では大きな注目を集めました。当時はアポロ12号が持ち帰った石でしたが、今回はアポロ17号が採取したものだそうです」

 

そう語るのは皇室担当記者。

 

月の石はかつて天皇皇后両陛下もご覧になっている。この皇室担当記者が続ける。

 

「’19年、天皇皇后両陛下がトランプ大統領夫妻をむかえて主催した宮中晩餐会で、天皇陛下は米国との思い出として、大阪万博で月の石を見たことについて言及されています。また’05年に開催された愛知万博(愛・地球博)の人気館『グローバル・ハウス』に展示されていた月の石を両陛下がご覧になっています。

 

万博の主催側には、今回の月の石展示を公表したことも、集客に結び付けばという意図があったのでしょう。しかし、そんな隠し玉もSNS上では、“過去の栄光にすがりすぎ”“当時の月の石は未来の象徴だったが、今は懐古でしかない”といった辛辣な意見が目立ちました」

 

天皇陛下と雅子さまは、4月11日から1泊2日で大阪府を訪れられる。

 

「11日には万博会場で、シンボルとして建設された『大屋根リング』や政府が出展する『日本館』などを視察されます。

 

また翌12日には、万博の名誉総裁を務められている秋篠宮さま紀子さまとごいっしょに開会式に出席し、天皇陛下が開会を宣言される予定となっています」

 

だがこの記者は、報道について気になった点があるという。

 

「たとえばNHKは両陛下の大阪府ご訪問を報じるニュースの最後に、《皇后さまの体調に支障が出た場合は、天皇陛下がお一人で臨まれるということです》と、付け加えています。

 

雅子さまのご体調には波があるため、こうした“エクスキューズ”が宮内庁から発表されることは少なくありません。しかし万博をとりまくネガティブな状況があるだけに、懸念を抱いています。現状でも大阪・関西万博の開催に懐疑的な国民も多いのです」

 

次ページ >陛下は記者会見でも万博に言及されず

【関連画像】

関連カテゴリー: