■「ジェンダー平等」を訴えてきた佳子さま
6月29日、高市早苗首相は天皇陛下に、国政について説明する内奏を行うために皇居に参内した。前出の宮内庁関係者が続ける。
「当然、皇室典範改正案についての説明もあったと思いますが、天皇陛下も、高市政権が“立法府の総意”にもない事項も含めた法案を国会に提出したことは、不快に思われているに違いありません。
陛下は6月の記者会見でも皇族数の確保のあり方については、『国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります』と述べられていました。しかし政府が提出する法案は到底、国民の理解を得られるものではありません。
皇室典範改正案の説明に対して陛下は『ご苦労さまです』『わかりました』といった、一般的に承認を意味するような言葉は発せられなかったと思います」
高市政権による“女性皇族の軽視”は、女性皇族のリーダーである雅子さまにとって容認できない重大な事態である。
「女性皇族方にとっては、結婚後も皇族の身分を保持する案のほうが喫緊の課題だったにもかかわらず、自民党や日本維新の会は養子縁組案を優先しており、もともと大きな意識のズレがあったといえます。
さらに保守派は、女性皇族が当主となって家族一体で活動する『女性宮家』も女系天皇への道を拓くとして反対し続けています。愛子さまの母であり、女性皇族の活躍を求め続けている雅子さまも、頑なに男子を優先する保守派の発言に対しては違和感を覚えられていたことでしょう。
もちろんほかの女性皇族も同様かと思いますが、そのなかでもひときわ強い違和感を覚えられていたのは佳子さまだったそうです。佳子さまはかねて『女性の活躍』『ジェンダー平等』を訴えられてきたからです」(前出・宮内庁関係者)
冒頭のように天皇陛下と雅子さまが仙洞御所を訪問された7月3日、横浜市の「横浜訓盲学院」を視察されている。皇室担当記者によれば、
「横浜訓盲学院は、日本唯一の私立盲学校で、ほかの障害も重複する生徒34人が通っています。佳子さまは点字のタイプライターを打ったり、ブロックを手でさわって絵と文字を合わせる練習をしたりする様子を見学されました。生徒たち一人ひとりの手を握ったり、ふれあったりして会話を楽しまれたのです。
音楽の授業が行われていた教室では、14人の生徒がピアノや木琴、マラカスで合奏と合唱をおこなっていましたが、途中で自らタンバリンを持って参加されていました」
実は佳子さまがこの学院を訪れられたのは初めてではない。前出の宮内庁関係者はこう話す。
「以前、佳子さまは横浜訓盲学院に通っている生徒とその保護者と知り合い、『ぜひ学院に来てください』と言われていたそうです。
そこで5月末に、おしのびで同校を訪問されていたのです。そのときに佳子さまは、もっと多くの関係者と交流したいという思いを抱かれたそうで、今回2度目のご訪問となったのです」
