橋:吉田さん、「組紐」ってご存じ?
委:存じないです。
橋:紐は、ものを結んだりする道具のひとつやけど、
「組紐」は、日本の伝統工芸で「美意識をもった工芸的な紐」
というものです。巻物、帯締、茶道など……
いろいろな用途に使う高級な紐でございます・・・。
委:あ~、あのフサフサしたキレイなやつ[E:sign03]
橋:うん、まあ、フサフサしたのもあるかな・・・。
日本の伝統文化を今でも大切にする京都やからこその逸品をぜひ見てみてください。
連れってたげるし、ものすごええとこ・・・。
委:すいません、わたくし、すさまじく場違いな気がするんですが。
橋:うん、私も何回お邪魔しても、入るときはいつも緊張します。
でもね、この緊張感がええのよ。。。「ジャパン!」って感じ・・・。
というわけで訪れたのは、
京都寺町六角にある『伊藤組紐店』さん。
外観からしてとてもシックです。
橋:こちらは、文政年間に創業して、180年余りの歴史があるんですよ。
組紐にも絹が使われているから、
シルクの魅力をこういう角度からも知ってほしいやん。
委:うう、緊張するです。
橋:ごめんくださーい。
というわけでおずおずと入店する委員長。
店内には、ショーケースに入ったさまざまな組紐と、
お客様に応対する職人さんがいらっしゃいました。
お店の二階に工房があるそうです。
委:奥の棚に、いろんな紐が入ってるんですね。
橋:そうです。さまざまな日本の色が目にも鮮やかでしょ。。。
ショーケースの中には美しい組紐がとりどりと。
貧しい委員長には手の出ない美術品もありますが、
なかにはこんなかわいいものも。
レース模様や花柄などをあしらった、
手作りのとんぼ玉を組み合わせたストラップ(¥3、360~)
釈迦玉という飾り結びをほどこした、組紐のみのシンプルなストラップ(¥1,155~)
委:携帯ストラップや、根付もあるんですね。
かわいい!
橋:でしょ? 私もストラップに使ってます。
工芸品となると、なかなか私たちには手の届かないもんですが、
こういう身近なものやと求め易いしね。
それでいて気分はなんとなく「ヤマトナデシコ」でしょ・・。
案外、はまってしまうんですよ・・・。
商品を出して見せてもらうと、絹独特のしなやかな触り心地が気持ちいい!
委:私も欲しくなってきました。
橋:好きな色を2色選んで、組んでもらうこともできます。
委:じゃあ、今日のところはこの釈迦玉のほうで……。
というわけで、委員長も早速ストラップを作ってもらいました。
以前、誕生日のパントーンカラーが緑と言われた委員長は緑をチョイス。
ちなみに、ガチャピン似でもあるので緑は似合うと思っています。
清純を表す白を組み合わせストラップのできあがり!
優雅典礼な組紐を身につけて、委員長の雅さは3Ptアップした[E:up]
気がします!
ちなみに、伊藤組紐店さんは東京はじめ、全国の主要百貨店でときどき出展していらっしゃいます。
先日も、東京・日本橋三越本店の「洛趣展」にご出展されたばかり。
京都まで行けない! という方、お近くの百貨店情報をチェックしてみてください。
さらに!
伊藤組紐店さんのホームページ上では通信販売もしています。
とにかく忙しくてなかなか出掛けられない方は、こちらを要チェック!
【店舗データ】
『伊藤組紐店』
〒604-8071
京都市中京区寺町通六角
http://itokumihimoten.com/
伊藤組紐店さん、ありがとうございました。
次回は本編に戻り、京都シルクさんのものづくり魂を見学してきます!