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「アボカドには、油、種実類、魚卵に多く含まれるビタミンEが豊富です。強い抗酸化作用があり、老化のモトといわれる活性酸素を除去してくれるんです。美肌効果はもちろん、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の予防も期待できます。さらに、血行をよくする働きもあり、血行障害からくる肩こり、腰痛、冷え性など、女性に多い悩みを改善する働きもあるんですよ」

 

そう語るのは、学生時代にアボカドの機能性成分の研究をしていたところ、その魅力にハマり、今ではアボカド料理研究家として活動する緑川鮎香さん。また、アボカドは脂肪分が多いにもかかわらず、ダイエット効果が期待できるそう。

 

「アボカドの脂肪分は約20%近くと非常に多いですが、質がいいんです。脂質は、肉や乳製品に含まれていて脂肪になりやすい『飽和脂肪酸』と、魚や果実に含まれる『不飽和脂肪酸』に分けられます。アボカドの脂質の主体は『不飽和脂肪酸』のオレイン酸で、血中の悪玉コレステロールを減少させる働きがあり、血液をサラサラにする手助けをしてくれます。さらに、脂質の代謝をサポートするビタミンB2とB6も多く含まれているので、脂質を効率よくエネルギーに変え、ダイエットのサポートをしてくれるんです」

 

必須脂肪酸は、人間が生きていくうえで必ず必要な栄養素。アボカドには、熱に強い必須脂肪酸であるオメガ6(リノール酸)、オメガ3(α-リノレン酸)も含まれている。

 

「また、食物繊維も豊富で、その量はなんとごぼうと同等です。悪玉コレステロールの減少を促したり、便を軟らかくしてくれるオレイン酸も含まれていて、便通改善が望めます」

 

食物繊維が豊富な食材といえば根菜類やきのこ類だが、加熱調理をしないと食べられない。アボカドは生のまま食べられるのが画期的だ。

 

「ほかにもアボカドには、カリウムやビタミンB6、葉酸など、加熱により損失されやすい栄養素も含まれています。非加熱調理ができるのは、大きなメリットです。しかし、アボカドはビタミンEは豊富ですがビタミンA、Cは少ないので、かんきつ類や緑黄色野菜と一緒に取るとよいでしょう。相乗的な抗酸化作用で、より高いアンチエイジング効果が期待できます」

 

ただ、注意すべき点が一つ。それは「食べすぎ」だ。

 

「いくら良質の脂質といっても、取りすぎれば当然、カロリーオーバーに。アボカドは1個約200グラム、可食部は140グラムでカロリーは262キロカロリー。ごはん1杯強に相当するので、1日に1/2〜1個が適量です」

 

1日半個のアボカドで、太らず美肌を手に入れよう!

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