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受験シーズンが到来。そこで、頑張るお子さんを毎日の食卓でも支えるお母さんたちのために集中力や記憶力、脳の活性化を高める食材をランキング。ボケ防止にも効果的なので、親子で一緒に脳力アップを!

 

選者は、管理栄養士で食育栄養インストラクターの麻生れいみさん。NPO法人予防医療推進協会理事長の佐々木さゆりさん。管理栄養士の井出杏海さんの3人。

 

【第10位】カキ

「脳の神経伝達物質を調整し、記憶をつかさどる海馬を機能させる亜鉛を含有。ホタテやサザエ、レバーでもOK。サプリの場合は過剰摂取に注意を。貧血、頭痛、吐き気の原因になることが」(佐々木)

 

【第9位】ブロッコリー

「脳細胞内で抗酸化酸素の生成を促すスルフォラファンを含む。スルフォラファンが生成した抗酸化物質は、作用が数日間持続する特徴があり、脳機能を向上。ナッツや緑黄色野菜と摂取を」(井出)

 

【第8位】西洋かぼちゃ

「脳のエネルギー源となる糖質、血行をよくするビタミンE、抗ストレス作用のあるβ-カロテンに葉酸まで含み、相乗効果が期待できる。β-カロテンは脂質と一緒に取ると吸収率が上昇」(佐々木)

 

【第7位】くるみ

「青魚に豊富なDHAのもとになるα-リノレン酸を含むので魚が苦手な人はぜひ。脳の細胞膜を柔軟にし記憶力を高めます。砕くと吸収がよくなるのでペーストがベスト。酸化が早いので注意を」(井出)

 

【第6位】豚もも肉(赤身)

「記憶力、認知力、学習能力を上げるアラキドン酸のほか、ブドウ糖が脳のエネルギーに変換されるときに不可欠なビタミンB1も。ビタミンB1は水溶性のため、焼く、蒸すなどの調理法で」(佐々木)

 

【第5位】ココナツミルク

「脳の活性化、ボケ防止に効果的な中鎖脂肪酸が豊富。毎日大さじ6〜10杯が目安。コーヒーなどの飲み物のほか、牛乳や豆乳の感覚で料理にも。開封後は製氷器で凍らせて保存袋に」(麻生)

 

【第4位】ターメリック

「集中力や記憶力をアップさせるクルクミンを含有。乳酸菌やビフィズス菌と一緒に摂取すると吸収率が上昇するので、ヨーグルトにターメリックパウダーを4〜5振りして朝食に!」(麻生)

 

【第3位】ココア

「ココアポリフェノールの一種、テオブロミンには認知能力や計算能力、記憶力や集中力をアップさせる作用が。カフェインも含まれるので深夜に飲むよりも朝食時がベター」(佐々木)

「ピュアココアにココナツミルクを入れるとコクが増して飲みやすく」(麻生)

 

【第2位】紅ザケ

「アスタキサンチンは脳の細胞膜内にも入り込める数少ない抗酸化物質。脳内で発生した活性酸素を直接追い出し脳の働きを高めるほか、眼精疲労にも」(井出)

「認知症予防で知られる葉酸も含まれており、脳の情報処理速度や記憶力を向上させます」(佐々木)

 

【第1位】卵・納豆

「卵黄や大豆に含まれるレシチンが脳の活性化を促し集中力、記憶力をアップ」(佐々木)

「ビタミンB2を一緒に摂取するとより効果的。ビタミンB2が豊富なウズラの卵を納豆に落として食べるのがおすすめ」(麻生)

「健康な人なら卵は1日2個までが目安」(井出)

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