「まだまだ復興の途上です。生産や発送は以前のようにできませんが、少しでも多くの人に私たちの商品を届けたいと思っています」

 

被災地の生産者たちや、自治体の担当者は、本誌の問い合わせに対して、そう口をそろえた。

 

大豪雨に、酷暑、台風に、大地震……。7月から9月にかけて、さまざまな災害が日本を襲った。現在でも被災地では、たくさんの人が避難所生活を余儀なくされていたり、ライフラインが止まったままの地域がある。

 

そんななか、多くの生産者や自治体の職員たちが、以前の生活を取り戻すため、日夜努力を続けている。そこで「いまできる支援」として、現地から“お取り寄せ”をしてみてはどうだろうか?

 

6月末から7月上旬に日本を襲った豪雨は死者227人、行方不明者10人と、西日本に壊滅的な打撃を与えた。災害から2カ月たったいまでも、4,000人以上が避難所での生活を強いられている。

 

特に被害が大きかったのは、土砂崩れや浸水による被害が多く死者109人を出した広島県。25人が命を落とした呉市では、木製の橋が洪水により流された。

 

「土石流の被害以外に、公共の交通機関も遮断されました。いまは交通網も復旧し、平穏を取り戻しているのですが、観光客が激減してしまいました。ぜひ“もう大丈夫です”とお伝えしたいです」(呉観光協会)

 

岡山県も61人が犠牲となった。高梁市の三宅製菓本店の三宅祥晴さんは被災した夜を振り返る。

 

「家族を避難所に送ってから、私は消防団として救助に向かいましたが、何もできず雨がやむのを待つしかありませんでした」

 

浸水の影響で、一時商品の発送が止まっていたが、9月25日から全国に発送できるようになった。

 

28人が犠牲となった愛媛県でも復興が進んでいる。西予市野村町の「ほわいとファーム」では、停電によりチーズを避難所に配った。9月に入り、ようやく販売再開までこぎつけた。

 

「あの日から11週間たちましたが、まだまだこれからです。9月21日には、天皇皇后両陛下が野村町にお見舞いに来てくださったのですが、なんとほわいとロールを献上させていただきました。『負けんぞ野村』を合言葉に、住民一丸で頑張っています」

 

そんな、西日本豪雨の被災地のお取り寄せ特産品を紹介。

 

【広島県呉市】「千福もみじ尋常 映画『この世界の片隅に』デザイン」720ml・1,458円/千福ギャラリー三宅屋商店

1856年創業、160年の歴史を誇る老舗の酒造。呉が舞台の映画とコラボした限定ラベルは、フルーティな香味でなめらかな酸味が特徴の日本酒。

 

【岡山県高梁市】「備中神楽面最中」10個入り・1,825円/三宅製菓本店

「備中神楽」発祥の地高梁市で、60年続く老舗で受け継がれる神の面をかたどった最中。北海道産大納言あずきと、最高級の白双糖と寒天の素材にこだわった逸品。

 

【岡山県倉敷市】「浜焼桜鯛」・約8,000円~(大きさによって変動)/鯛惣本店

潮の流れの速い瀬戸内海で育ち、身が引き締まった天然のマダイを漁場より直送。内臓を取り除き、約100度の熱い塩の熱で蒸し焼きにして香りのよいわらに収める昔ながらの製法。

 

【愛媛県西予市】「ほわいとロール」・1,750円/野村農業公園 ほわいとファーム

愛媛県産生乳と黄身まで白い米っ娘たまごを使用、被災地を見舞われた天皇皇后両陛下に献上した品。自家製カマンベールチーズを使用したチーズロール(1,750円)も人気。

 

直接、被災地でボランティアをすることはできないが、「何か応援したい」と思っている人は多いはず。ぜひ、無理なくできる支援として、特産品の取り寄せを検討してほしい。何より、とってもおいしいから。

 

※別途送料がかかります。値段はすべて税込み。