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スーパーに行けば1年中買うことができる身近な食材「きのこ」。今や人工栽培によって生産量が管理され、年間を通していつでも食べられるが、天然のきのこの旬は主に秋だ。

 

秋は年間でもっともおいしいきのこを食べられるうえに、栄養価もアップ。

 

さらに、旬の時期には流通量も増えるため、値段も安価になりやすいと、いいことずくめだ。

 

林野庁のホームページによると、日本には4千~5千種類のきのこが存在するといわれているが、食用とされているのは約100種類。さらにそのうち、人工栽培されており、食卓によく並ぶものとなると十数種類だそう。

 

きのこは主に食物繊維、ビタミンB群、ビタミンD、ミネラルなどの栄養素を豊富に含むうえに、低カロリーの食材でもある。

 

ダイエットの強い味方でもあり、糖尿病、高血圧、がんなどの生活習慣病などの予防にも効果的だ。

 

■旬でおいしいうえに、家計にやさしく、病気も予防してくれるきのこ

 

「長引くコロナ禍では、コロナに負けない免疫力をつけることが重要になります。日々の食生活で、免疫力向上に役立つ食材の代表格がきのこです。

 

きのこはたくさん食べたからといって、副作用もありません。

 

今改めて注目されているきのこの栄養・健康成分について知り、毎日の食事で積極的に摂取していきましょう」

 

そう語るのは『医者もすすめる万能きのこレシピ』(文友舎)の記事監修も務める医療法人光栄会・田谷医院の院長、田谷光一先生。田谷先生は日常の診療に加え、産業医として企業に招かれ、健康管理の指導や助言などもしている。そこでは、健康で丈夫な体作りに役立つきのこの話もしているという。

 

それでは早速、きのこの6大健康パワーについて、田谷先生に詳しく解説してもらおう。

 

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