りんごは輪切り、えのきは石づき2cmを切る…“食品ロスを減らす”食材の切り方8選
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■えのきは石づき2cmを切ろう!

 

【5】えのき→石づき2cm切る

 

秋の味覚のひとつであるきのこ類。どこまで切ればいいのか、悩んだことがあるのでは。

 

「えのきは、食べられないのは茶色い石づきの部分2cm程度だけ。つながっている束部分は手で軽くほぐせばOKです」(島本さん)

 

〈切り方〉

(1)根元の石づき部分を2cm程度切り落とす。
(2)束部分は手で軽くほぐす。束部分はほぐさず切ってそのままフライパンでステーキのように焼いても◎。

 

【6】りんご→輪切り

 

この時季おいしいりんごは輪切りを試してみて。

 

「一切れの皮の面積が小さくなるので、苦手な人でも皮ごとおいしく食べられるでしょう」(島本さん)

 

〈切り方〉

(1)皮つきのまま横にして1cm幅の輪切りにする。
(2)中心の芯に沿って星形に切る。輪切りにすると皮つきのままでも食べやすい。芯は星形のクッキー型で抜いてもよい。

 

この切り方だと、栄養価もアップするという。

 

「皮には、抗酸化作用の強いポリフェノールが実よりも豊富に含まれています。免疫力アップの作用があり、かぜをひきにくくなったり、がん予防の効果も期待できるのです」(今井さん)

 

【7】ピーマン→ヘタをおじぎさせる

 

ピーマンは、種やワタも食べられるという。

 

「血流改善や高血圧予防効果のあるピラジンは、ピーマンの種やワタに多く含まれています。ヘタと種は捨てずにスープに入れたり、肉詰めや揚げ浸しで丸ごと食べるのもおすすめです」(今井さん)

 

〈切り方〉

(1)縦半分に切る。
(2)手でヘタを内側に押し、ワタごと取りのぞく。

 

【8】かぼちゃ→ワタをスプーンですくう

 

かぼちゃも丸ごと食べられる。

 

「種やワタには、ビタミンAが実の2倍含まれています。皮膚や粘膜を守る働きがあり、がん予防効果もあるといわれる重要な栄養素。わが家では種とワタも丸ごと軟らかく煮て食べています。ポタージュにしても◎」(今井さん)

 

〈切り方〉

(1)皮はむかず硬いヘタだけを切り落とす。
(2)種とワタはスプーンで取りのぞく。ワタは天ぷらもおいしい。

 

皮や種まで料理に使うのは“ケチくさい”なんて考えるのはもったいないと小林先生は話す。

 

「食品ロスを減らそうと肩肘張る必要はなく、新しい食べ方を模索したり、家族で工夫した料理を楽しむのがもっとも価値のあること。食材が値上がりしているいま、野菜や果物を食べられるありがたさをもう一度見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか」

 

食材の切り方を見直して、おいしくお得に、食品ロス削減に貢献しよう。

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