「シュン、シュン」と言いながらショッピングモールを歩く集団が、買い物客の注目を集めている。ショッピングセンターのイオンが’09年5月から開催している「モールウォーキングレッスン」。営業時間内のショッピングモールを練り歩くイベントだ。指導協力はおなじみデューク更家さん(59)で、参加費は300円!早速、イベントに密着してきた。

 

埼玉県越谷市にあるイオンレイクタウンは国内最大級の面積を誇る3階建の巨大ショッピングセンターだ。その広大な敷地を生かし、毎週金曜日の夜、モールウォーキングレッスンを開催している。ふだんはデュークさん公認のウォーキングスタイリストが無料でレッスンを受け持つが、この日は月に1度のデュークさんのレッスン日。

 

「シュン、シュン、シュン、シュン!みなさんこんばんは〜!久しぶりやな!」

 

午後7時、頭上に伸ばした両手を重ね、上体をひねる、おなじみの「トルソーウォーキング」とともにデュークさんが壇上に登場。参加者たちから大きな拍手が沸き起こる。1階の広場に集まった参加者は96人。8割が女性で、50〜60代が中心。70代と思われる奥様方もちらほら見受けられる。

 

「実は僕、テレビで太ったことを指摘されたばかりでして、1週間で5キロダイエットしたんです。太っていたら、商売にならへんからな〜(笑)」

 

軽快なトークに会場からは笑い声。なごやかな雰囲気で準備運動が始まった。脇を締めた状態で肩を後ろに回したり、おなじみの「トルソーウォーク」のポーズを決めたり。ひとつひとつにデュークさんの丁寧な解説があり、みなさん納得しながら、準備運動10種類。さらに、姿勢を正す「仙骨立て」、ひざに負担をかけないための「鳩ポッポウォーキング」など、さまざまな歩き方を実践し、いよいよモールウォーキングのスタート!

 

営業中の店内を、デュークさんが先頭に立って総勢100人が歩く姿は圧巻!コースは日によってまちまちだが、1階から3階まで約3キロも歩くという。しかもみなさん、涼しい顔をしてかなりのスピードで歩いている。一般の買い物客が「これはいったい?」と注視するも、仲間がいるからか、みなさんちっとも動じない。

 

参加者に聞くと「股関節を痛めて以来、まっすぐ歩けなかったのが、ここに通ううち、いまでは毎日孫とかけっこしているのよ」(徳永キミ子さん・69)。「座ることもできなかったのに、今では元気に歩けます」(漆野敏子さん・76)。さらには、半身マヒから立ち直ったと言う人も。

 

広大な館内をぐるりと巡り、午後9時、イベントは終了。デュークさんは言う。

 

「モールウォーキングはもともとアメリカが発祥で、全米で広く行われているんです。ただアメリカでは開店前のモールを開放するだけ。どうせなら、効率的に体を動かし、健康増進に役立つ歩き方をしてもらおうと、ここでは僕と弟子たちが教えさせてもらっているんです。営業中に行うことで、人の視線も感じます。人は見られることで美しくなるもの!忙しい主婦のみなさんにオススメです」

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