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商品開発部の長田康孝農学博士(提供・アンファー)

 

「チームで他社商品も含め毎日ヨーグルトを食べました。理想の味と機能を同時に実現させるまで何度も繰り返し。おかげで“利きヨーグルト”ができるようになりました(笑)」

 

そう語るのは、アンファー商品開発部の長田康孝氏。2017年1月にアンファーから登場した食品ブランド「Dr’.s Natural recipe」。その開発責任者だ。

 

同ブランドは「クレンズフード」をテーマに13種類をラインナップ。体内浄化や体質改善を目指せるだけでなく、おしゃれで美味しいと話題を呼んでいる。中でも目玉商品なのが「ピュアクレンズヨーグルト」。粉状のたね菌を牛乳で培養するタイプのヨーグルトである。

 

だがヨーグルトはすでに大手企業各社が商品を揃えており、市場は飽和状態のようにも思える。スカルプケア商品「スカルプD」で有名な同社が、なぜこのタイミングで発売に乗り出したのか。そこには「予防医学」という言葉を掲げる同社の狙いがあるという。

 

「ヨーグルトは生活に取り入れやすく、消費者が体の変化を実感しやすい。『競合は多いが、ブランドミッションを叶えられる食品だ』と思い、ここで勝負すると決めました。それに、最近の市販のヨーグルトって特定の菌だけにフォーカスしたものが多いですよね。でも実は、人によって相性のいい菌は違うんです。食べた人全員と相性のいいヨーグルトを作ることができれば、後発であっても必ずお客様に受け入れられると思いました」

 

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いわば”菌界のオールスター”!

 

そう豪語するだけあって、ピュアクレンズヨーグルトの菌の数や種類はケタ外れに多い。

 

「ピュアクレンズヨーグルトは、8種類以上の乳酸菌や酵母菌などが入っています。これだけあれば、誰が食べてもいずれかの菌と相性が合うでしょう。また菌が腸まで届くだけではなく、酵母菌の力によりしっかりと増える、いわば“菌界のオールスター”です」

 

さらには抗酸化作用やキレート作用で注目を集めているオーガニックミネラル“フルボ酸”も配合。アメリカのユタ州で取れ、天然のポリフェノールとも呼ばれ注目されている。まさにクレンズフードの名にふさわしい食品ができあがったわけだが、冒頭のように完成までには苦労もあったようだ。

 

「媒介となる酵母を配合しているため菌が飛躍的に増えていくのですが、その力がものすごい。市販のヨーグルトのようにパック詰めで販売すると発酵が進み、爆発してしまうんです(笑)。市販のヨーグルトでは実現できない発酵と新鮮な菌を摂っていただきたいという想いから、粉末状の菌を使ってご自身で作っていただくタイプになっています」

 

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妊娠中だった妻もファンに

 

開発期間は実に1年、健康志向だけでなく美味しさとの両立にもこだわった。健康にまつわる食品は義務感で摂取する人も多い。しかし長田氏は「習慣化してもらうためには美味しさが最重要だ」と考えたという。

 

「毎日家族みんなで食べられる味になるよう、改良を重ねました。完成した商品は酵母を配合しているため特有の酸っぱさが少なく、ヨーグルトが苦手という方にも好評です。また酵母が乳糖を分解するため、乳糖不耐症の方にも安心して召し上がっていただけます」

 

実際に毎日試食を繰り返した女性社員は、肌も髪もツヤツヤ。社内からは体調が明らかに良くなったという声も上がっているという。また妊娠中だった長田氏の妻も「便秘にならず快適に過ごせた」とすっかりピュアクレンズヨーグルトのファンに。身近な人からの「美味しい」の声は、開発の大きな後押しとなった。

 

「私の前職は東大の研究者で、そのときは誰かの喜びの声を直接聞くなんてことはなかった。だからこうして自分が携わったモノが商品化され、感謝してもらえることにやりがいを感じています。今後も実証データを積み重ね、さらに良い商品を開発していく予定です。アンファーの商品を通じて、“予防医学”の考えを浸透させていきたいですね」

 

ネット販売だけでなく、4月20日にオープンしたGINZA SIXの4階「#0107PLAZA」で初となる店舗販売も開始。たね菌同様、その野望は大きく広がっている。

 

 

Dr.’s Natural recipe「ピュアクレンズヨーグルト」

1g×8包 3,450円(税込)

http://www.foods.angfa-store.jp/product_index.html

 

 

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