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インフルエンザの報告件数が1週間で2倍に急増し、過去最大に! 全国の自治体で「インフルエンザ警報」が発令された。間違っている人が多いという予防策、あなたは大丈夫!? そこで、腸内環境・免疫力アップのスペシャリストである内科医の大竹真一郎先生が、インフルエンザの新予防法を教えてくれた。

 

■石けんは役立たず!? 手洗いは流水で30秒

 

インフルエンザウイルスは外出中にふれる場所のどこでも付着している可能性がある。自分の手にもついていると考えたほうがいい。

 

「流水で洗うだけでウイルスや菌は落とせます。手のひらのシワに入り込んだウイルスを流しきるため、流水で30秒はしっかり洗いましょう」(大竹先生・以下同)

 

逆に、“インフルエンザを呼ぶ手洗い”をしている人も。

 

「5秒ほどしか洗わない人は、手のひらのシワに入り込んだウイルスを浮き出させたところで終えているので、かえって周囲にウイルスをまき散らしています。また、石けんは清潔に保つのが難しく、裏に雑菌が繁殖していることが多々あります。液体石けんも、容器をよく乾かさずに詰め替えていれば、雑菌の温床になっている可能性があります」

 

アルコール消毒液にはウイルスを除去する効果がある。手洗いと併用して手のウイルスを追い払おう。

 

■一度外したマスクは捨てる

 

インフルシーズンにもなると、ほとんどの人が装着しているマスクだが……。

 

「マスクの予防効果は、かなり限定的なもの。インフルエンザウイルスはとても小さいので、マスクの繊維をくぐりぬけるからです。ただ、飛沫感染の予防には効果があるので、周囲に感染者がいる場合は必ず装着しましょう。が、どちらかといえば、マスクは感染した人が周囲にうつさないために使うもの。つけているからといって、安心してはいけません」

 

もう1つ大事な約束が、「一度つけたら外さない」。

 

「マスクの表面に付着したウイルスが口や鼻の粘膜から侵入することがあります。同じマスクをつけたり外したりして使うのは言語道断です」

 

一度外したマスクは、即刻ゴミ箱に放り込もう!

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