多くの読者世代が悩まされている、目にまつわる老化現象。年を重ねると体のあちこちに不調が出てくるように、目も衰える。老眼は40代以降から始まるといわれているが、老眼が早く進行する人もいれば、特に不調の出ない人もいる。

 

「その差は、遺伝的なもののほかに、生活習慣によるところが大きいですね」

 

そう指摘するのは、あまきクリニックの味木幸院長。姿勢が悪く、目のまわりの血流が滞ると目の不調が生じやすくなる。一方、疲れ目を解消する食材をバランスよくとるなど、良い習慣を続けていると、目も若々しさを保てるそう。

 

そこで「目のアンチエイジング」簡単メソッドを紹介。目の老化を防ぐためには、負担をかけすぎないこと、栄養を目にきちんと送ること、凝り固まらないようにすることが肝心。

 

■正しい姿勢&大きい歩幅で歩く

 

「目の血流や神経の流れが悪いと目の不調につながります。ふだんから、『頭を上からつられている』『足の親指の付け根に重心を置く』イメージで歩くようにしましょう。正しい姿勢をキープすると全身の血行を促すと同時に、疲れ目の解消にもつながります」(味木先生・以下同)

 

■首と目元にホットタオルで血行改善

 

「入浴時、温かいタオルを首の後ろに当て、軽く目を閉じて目元にも温かいタオルをのせると、血流を改善できます。入浴後には同じところに冷やしたタオルを当てるとさらに効果アップ」

 

■手足の“グーパー体操”で新陳代謝を活発に

 

「浴槽につかっているとき、手足の指をグー、パー、グー、パーと握ったり開いたりしましょう。血流やリンパの流れをよくし、疲れ目のもととなるむくみの改善にもなります」

 

■“旬”で“色の濃い”食材をたくさんとる

 

「目の老化予防には食事が大切。特にサケに含まれる『アスタキサンチン』、ブロッコリーに含まれる『ルテイン』『ゼアキサンチン』は目の網膜の入口にある狭いフィルターを通して、強い抗酸化作用を発揮します。そのほかには、旬のもので色の濃い食材を意識的にとるといいでしょう」

 

■ツボ押しで疲れ目を改善

 

【攅竹】眉頭の端。目の痛みや頭痛解消に効果が
【睛明】目頭と鼻の付け根の間のくぼみ。目の疲れ改善に
【太陽】こめかみのくぼみ。近視・遠視・片頭痛改善のツボ
【眼】耳たぶの中央から少し下のところ。目の疲れに
【承泣】目のまわりの骨の縁にあるツボ。疲れ目に効果的
【四白】承泣の下方の小さなくぼみ。目のまわりの血流を促す
【風池】後頭部中央のくぼみと、耳の後ろの骨との中間。パソコンによる目の疲れに

 

「眼精疲労に効果的なツボをやさしく押しましょう。『5秒押して、5秒休む』のペースで、3~4回繰り返します。眼球を圧迫しないように注意!」

 

目の血管は細いため、血のめぐりが悪くなりやすいという。目の血流をよくするだけでなく、首や肩、全身の筋肉をほぐすストレッチやエクササイズを行うと効果がアップする。

 

「首回りの筋肉がほぐれると、血流がよくなり、コリもとれます。鎖骨の下の血流と神経をほぐすエクササイズや、ツボの“風池”を押してみると、血流がよくなりスッキリしますよ」