目を閉じて感性を取り戻す!疲労に効く“闇活”のススメ

「ストレスがたまる、人間関係がうまくいかない、自分に自信がない……こんな悩みのある人は、目を閉じてみましょう。視覚を遮断して、ほかの感覚が活性化すると自己肯定感が高まり人生が楽になりますよ」

 

こう話すのは、「四感トレーニング」を開発し、国内だけでなく海外でも広く指導を行う日本マイブレス協会代表理事の倉橋竜哉さん。

 

「今の時代、テレビやスマホをはじめとした視覚情報があふれ、私たちは視覚に偏った世界に生きています。人間には視覚以外にも、嗅覚、味覚、触覚、聴覚が備わっていますが、視覚ばかりを酷使するあまり、脳や心身に負担がかかり、自律神経の不調やストレスを招いています。昔と比べ、現代人の疲労が大きいのは当然です」

 

倉橋さんは「視覚から入ってくる情報はその人自身の判断や価値観まで惑わせる」と警鐘をならす。

 

「たとえば、レストランへ食事に行くとき、ネットで読んだ口コミを参考にお店を決める人は多いでしょう。ですがそうしたとき、本当に自分の感覚でおいしさを判断できているでしょうか。口コミで評価が高かったからおいしいはずだ、というバイアスがかかり、自分の舌でよく味わう前に『おいしい!』と口に出してはいませんか? このように外部の視覚情報を優先し、本来の自分の感性を置き去りにしていくと、実際に何を感じているかわからなくなる。すると自分に自信がなくなり、人に振り回されたり、自己嫌悪に陥りがちになります」

 

視覚情報の影響の大きさを物語る、こんな実験もある。被験者が色の異なるクリームを食べたところ、赤はピリッとした辛さ、黄色は酸味を感じるとの感想が出た。しかし、クリームはマヨネーズに着色料を混ぜただけで、どちらも味は同じ。唐辛子を連想させる赤、レモンを連想させる黄の視覚情報に惑わされ、味覚まで上書きされてしまったのだ。

 

「色にしろ文字にしろ、視覚情報はそれだけインパクトが大きいのです。左右されないためには、そのほかの四感、すなわち嗅覚、味覚、触覚、聴覚を磨くこと。電車に乗っている間など、日常生活の中で一時的にでも目を閉じて視覚情報をシャットダウンし、音、匂い、味、触れた感触などに集中してみましょう。四感が磨かれると自分の感覚を信頼できるようになり、他人や情報に惑わされない自信を取り戻すことができます。とくに日常的な行為を暗闇で行う、闇鍋、闇風呂などの“闇活”は、四感をフルに稼働させるには効果的。副交感神経のスイッチが入り、瞑想と同時にリラックス効果も得られます」

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