画像を見る

夏本番。この季節になると多くの人が直面するのが、体臭に関する悩み。現在のコロナ禍は、そのリスクを高めているという。日々の習慣を見直して、臭いのもとを断とう。

 

汗をかく機会が多い暑い夏は、この汗線の詰まりなどが臭いのトラブルになるという。

 

また、読者世代には、年齢を重ねることで発生する「加齢臭」が立ちはだかる。

 

「加齢臭は、皮脂が酸化することで発生する『ノネナール』という物質が原因で、古い油のような臭いだといわれています。このノネナールの量が40代過ぎから増えていきます。特に、多くの皮脂腺がある頭や首、耳の後ろ、背中などに加齢臭は発生しやすいです」

 

こう話すのは、女性の肌のデリケートな悩みについてのアドバイスに定評がある内科医・皮膚科医の友利新先生。

 

友利先生がアドバイスするのは、日常生活のなかで「食べる」観点から毎日の習慣を見直し、体臭につながるもとを断つこと。きちんと栄養を補給することで夏の疲れに負けない体を作ることに加え、臭いの原因の抑制につながる栄養素もあるという。

 

そこでおすすめなのがビタミンB群の摂取。

 

【豚肉、鶏ささみでビタミンB群を取る】

 

加齢臭の原因となる皮脂成分をコントロールする作用があるのがビタミンB群。豚肉、鶏ささみのほか、きのこ類、バナナ、さつまいも、カツオ、イワシなどにも含まれる。

 

「加齢臭の原因とされるノネナールの発生を抑えるためには、豚肉や鶏のささみなど、ビタミンB群を含む食材を意識的に取るようにしましょう。ビタミンB群には皮脂の分泌を適正にコントロールする作用があり、過剰な皮脂が酸化して臭いの原因になることを予防してくれるのです」

 

ほかにビタミンB群が含まれる主な食材にはウナギ、玄米ごはん、納豆、サンマ、枝豆などが挙げられる。

 

反対に、揚げ物やスナック菓子、炭水化物などの食べすぎには要注意。これは糖質を分解するためにビタミンB群が消費されてしまうためだ。

 

年を重ねるにつれて気になってくる“加齢臭”。豚肉、鶏のささみなどビタミンB群を食事に取り入れて、気になる臭いの原因を解消していこう。

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: