猛暑でも快眠!専門医が提案“38℃で20分”「みぞおち浴」で翌朝スッキリ!
画像を見る 【グラフ】耳内の上昇温度(入浴後5~10分の平均値)

 

「ポイントは温度設定。冷たくもなく熱くもないと感じる程度が目安です」

 

ただし、熱い湯だからこそ得られる血行促進や疲労回復効果は弱まってしまう。

 

「それを補うために、炭酸系の入浴剤を使いましょう。炭酸ガスは皮膚から吸収されて、血管を広げる作用があります。新陳代謝が活発になるため、疲労物質や老廃物が排出されやすく、夏の疲労回復効果が期待できます。

 

夏用のクール系入浴剤は重曹が豊富に配合されていることが多く、皮膚から汗や汚れが落ちやすくなり、ひんやりとした感覚で、さっぱりして寝ることができるはずです」

 

入浴は、自然に体温が下がる就寝1時間半前がベストだが、みぞおち浴の場合は体が火照るほど温まらないため、就寝前に入っても問題はないという。

 

さらに、不眠が続きメンタルが不調になる“夏うつ”予防も。

 

「これまでの研究で、入浴には幸福度を高め、抑うつ発症予防効果があることがわかっています。

 

毎日入浴習慣がある人は、そうでない人に比べて幸福度が10ポイント高く、うつ状態の罹りやすさは0.84倍と低かったのです」

 

汗をかかないみぞおち浴は、快眠だけでなく、幸福度も高くする効果がある。ぜひ今夜から試してみてはどうだろうか。

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